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2014/02/17

◆前週末14日、通常ならば、真夜中過ぎての東急・東横線脱線事故前後の時間帯の電車に乗っているのだが、大雪が続くといわれ、当欄を早仕舞いをしたことから、難を逃れることができた。もっとも、大雪でなければ東横線の事故もなかっただろうが・・。いつもとは違いがらがらだった電車を自由が丘駅で降り、乗ったバスは数分も待つことなくチェーンを履いたタイヤでゆっくりと降り続く雪のなかを走るのだが、見慣れた街通りなのだが、まったく違った目の前の雪景色とあって子供のようにはしゃぐ気持ちでひとり見入っていた。久々にいい景色を見ることができた。15日午後は、玄関や前の道の雪かきをした後、大学時代のクラブ同窓会・幹事会のため日本橋に出かる。東横線は開通せず、大井町線の選択もあったが、バスを利用。最初は、東京駅南口までいく積もりで乗ったものの、1時間でではとても無理といわれ山の手線に乗り換え。かつてはよく東京駅からバスで帰ったものだが、何年ぶりかのバスによる東京見物はお預け。時間に無頓着でいい晴れた土曜日にゆっくりと決行することにしよう・・。

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◆さて、日経平均株価は前週末比80円高の1万4393円と3日ぶり反発に転じた。前週末発表の米鉱工業生産指数は弱かったものの悪天候が主因、2月ミシガン大学消費者マインド指数は横ばいだが予想よりも上ぶれた。欧州では13年第4四半期GDP速報値が改善。NYダウは続伸し欧州株も堅調に推移した。海外の景気回復期待に加え、日経平均が直近で大幅に下げていたこともあり買い戻しなどが先行。円が上げ幅を拡大した時間帯には下げに転じたものの、円が上げ幅を縮小するとともに上げに転じ、引けにかけてはプラス水準でのもみ合う展開となった。

◆ヤマダ電(9831)が4日ぶり急反発しケーズHD(8282)は5日ぶり大幅反発、エディオン(2730)は6日ぶりに小反発・・と大手家電量販店株が堅調に推移した。大手家電量販店の1月月次売上高が大幅に伸張したことから、15日付け日経新聞電子版が「家電、1月から販売急増 『駆け込みより早く・・』、駆け込み消費は3月のピークを前に、すでに本格的に動き出している。」と報じたことから、見直し買いが膨らんだ。既に、3社とも1月売上高は前週前半までに発表済み。が、株価は前週末にかけ2社が4日続落、エディオンは5日続落していた。日経報道に加え、この日、全般相場が堅調展開に転じたことが後押ししたものだ。もちろん、高値飛びつき買いは「ノン」であり、持ち株は利益確定売りが通常の線。

◆ちなみに、最大手のヤマダ電は、(携帯除POSベース速報)1月全店売上高は18.5%増(既存店は未発表)、昨年10−12月期は全店上高が10月11.6%、11月15.3%、12月12.2%増(既存店10−12月1.1%減)、7−9月期は7月3.2%、8月16.1%、9月11.8%増(同7−9月期計4.1%減)、4−6月期は4月0.7%減、5月3.0%増、6月18.6%増(同4−6月期計4.1%減)・・・。ケーズHD、エディオンも概ね同様推移、百貨店、大手スーパー・・などもそうであろう。■ただ、消費増税の今年4月以降は?例外と考えられるのはコンビニエンスストア関連ではないか。でも、やはり、税上げ前に買いに走りそうだ。が、●セブン&アイHD(3382)の4、5月売上結果に注意。しかし、6月以降は期待してよいとみる。さて、どうか。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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