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2009/06/23

◆日経平均は前日比276円安の9549円と大幅反落。世界銀行が22日、2009年の世界経済成長率は従来予想を1.2%下回るマイナス2.9%だと発表。景気回復の足取りは重いとみた売りが広がり、欧米株が急落。NY原油、金先物や銅先物、シカゴ穀物・・など商品市況も大幅下落し、東京外為市場では1ドル=95円割れ場面をみるなど1円以上の円高となったことから、主力株からテーマ株まで幅広く利益確定売りが広がった。■日経平均は12日、6月もの先物・オプションSQ(特別清算指数)算出日に一時1万170円まで買われ、1万135円引けとなった。3月10日安値7021円から63日目、安値週を入れて14週目で44.8%の上昇をみた。しかも、11日には、米国債の利回りが急上昇する場面があり、投資家をヒヤッとさせた。景気総悲観のなかから這い出し、底入れ回復期待を買う動きがひろがってきた。が、警戒感も強まった。需給面からは、6月のSQに向けた海外投資家の買いが広がり、SQ値は1万147円と最高値圏でのフィニッシュとなり、買い方が大勝利した。しかし、朝方の外資系証券寄り前注文状況では、SQ明けの15日こそ株数で720万株の買い越しとなったものの、金額は売り越しとの報告が伝わった。その後は、19日に買い越しとなったほかは、きょうは前日の欧米株安などもあって1320万株の売り越しとなるなど、売り越しが目立ってきた。

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◆日経平均は前週に週足陰線となり、今週はきのうきょうと陰線幅が拡大。6週線を割り込み、52週線を3週間ぶりに下回ってきた。個人投資家の売買シェアが高まっているとはいえ、その逃げ足は早い。また、世界の投資資金は、暴落後の株式市場に入った後、為替市場、商品先物市場へと市場を駆け巡っている。「買いは遅く(早く)、売りは早く(遅く)」で臨むべきか。GSユアサ(6674)が900円台後半で踏みとどまっている。が、緊張が上下どちらに向かって開放されるのかが最大の注目点。予断なしで動きをチェックし続けよう。

◆そんななか、当欄注目セクターも厳しい展開を余儀なくされている。介護関連株は星取表が2勝6敗と負け越し。最大手のニチイ学館(9792)は966円の分割落ち後高値を付けた。8日安値735円から31%高であり、4ケタ接近から売りが出やすくなるところ。中勢強気は崩すべきでないが、場況が厳しいなかでは、利益確定売りはお忘れなく。●前日ストップ高引けとなったセントケア(2374)は高値更新の寄り付きから3日ぶり急反落で引けた。05年秋に株式分割落ちした後は、昨年10月の上場来安値1万8240円までいいとこなしの相場が3年間続いた。そこから、這い出したのだから、業容が変わるとの期待感を背景に、ここまで溜め込んできた買いエネルギーは少々の上昇で終る小さなものではないとみる。●前日ちょっぴり紹介した有料老人ホーム「アミーユ」を展開するメッセージ(2400)は、好決算が買われ6月3日には年初来高値を付けた。その後、14万円固めが続いてきたが、きょう15万円をのぞく場面があった。昨年10月の上場来安値5万9000円からの出直り組だ。上場年の04年5月には276万円の上場来高値(株式分割考慮で69万円)を付けた銘柄が、初めての中勢上昇相場をここから戦うことになると見てよい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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