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2014/01/07

◆日経平均株価は前日比94円51銭(0.6%)安の1万5814円37銭と続落した。6日のNYダウが12月25日以来2週間ぶり安値で終了した流れに、日米為替市場で円が104円台前半と円高基調にあることから利益確定など売り優勢の展開が続いた。米株式市場では、6日発表の米12月1SM非製造業景況感指数が市場予想に反して低下したうえ、個別指数で「新規受注」が強弱の分岐点とされる50を下回ったことが売り材料視された。ただ、全般相場が、海外投資家による、為替相場横目の「円買い株式売り」、「円売り株式買い」の裁定取引取引次第の動きとなっており、読みにくく対応しずらい面はある。結果、そんな動きからは自由な、東証2部株指数は6日続伸し、ジャスダック平均は5連騰で昨年5月に付けた高値を更新・・と値動きの軽い小型株には個人投資家などの買いが積極化していることに注目してもよい。ただ、その分、値動きが荒っぽいため、判断は少々難しくなるのが難点だが・・。

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◆前号でも記したMUTOH(7999)は強弱感が分かれるなか小反落で終了した。当欄で記している前週に新型の個人向け3Dプリンターを発表した米3Dシステムズ株に対し、「著名投資家が売り推奨した」と伝わり、3.93ドル安の92.49ドルと昨年来高値から5日ぶりに急反落したことが、全般軟調展開もあって同社株売り優勢の展開となったもよう。500円台後半が厳しいハードルとなっているが、上昇基調にある26週線を羅針盤(急速に割り込んでいく場面では「いったん売却」)として全般相場を窺いつつ、「買い」の姿勢を継続したい。■また、先に記した「買い産権」と個室を持つ居酒屋チェーン「八吉」や「五大陸」を展開する一六堂(3366)だが、昨年暮れ発表の今2月期第3四半期(13年10−12月期)は8.1%減収、90%営業減益と苦しい決算となった。もっとも、月次が悪かったことから、相対内ではあるが厳しくはある。その月次だが、9月に前年同月比12%減となった後は、10月6%減、11月4%減となっており、12月月次がワンステップ上昇すれば、「GO」サインとしたい。なお、大企業の接待にかかる税引き下げ関連銘柄としての視点も先行き注目されることになるとの指摘もある。様子見を続け、動意あれば「GO」としたい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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