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2011/07/05

◆3日〜5日に、母方の親戚の法事に関西、関東から親戚が集まった。90歳にあとわずかの我が母は、足腰こそしっかりしておりすたすた歩けるものの、物忘れは激しい。今回、親戚のいる海辺の町に出かけたが、自分の電車切符を数分ごとに繰り返し探すのだ。が、なかなか、見つけられない。しかたなく、筆者が切符を預かった。しかし、今回を逃してはチャンスがないと、集まった皆なで、母方の複雑で入り組んだ家系図を作成した時のことだ。70年以上前の家族関係からその人の気性、何処に移り住んだかなどをしっかり思い出し、話だしたことは驚きであった。そして、明治以降の系図の基本は描くことができた。もっとも、帰りの電車の中、やはり母は、切符はどこ?と筆者が預かっているのを忘れ、何度々々も繰り返しかばんなどを探していた。(それでも、新宿駅で乗り換え、私と別れてひとりとなったが、自分が住む町の駅でちゃんと降りて、自宅に戻っていた)。

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◆日経平均は前日比7円高の9872円と小幅に6連騰した。6日続伸は大震災前2月14日〜21日以来のことだ。ただ、前日に一時5月2日以来となる1万円台乗せ場面を見るなど直近で大きく上げてきたうえ、米国市場が休場だったことから、アジア各市場もそろって小動きにとどまり、利益確定売りが上値を抑えた。1部市場全銘柄の49%が下げ、上昇したのは40%、日経平均は日中値幅が47円にとどまり9日連続で100円未満の小動きとなった。それでも、下げないのは強いというべきか。1日に米国で重要視される200日移動平均線を上回り、この日で3日連続上回ったことになる。また、前日の急伸で週足は「窓」を開けて始まり、52週線とのプラスかい離を拡大し、75日線をも大震災後初めて上回ってきた。これら先行き相場の「強気」を示唆する指標が、実際にプラスを追うサインかどうかは、引き続き、国内ではなく米国・欧州動向次第に変わりはなさそうだ。

◆浜松ホトニクス(6965)は前日に08年2月以来3年5カ月ぶり高値を付けた。週足ベースでややピッチが上がりつつあるが、直近相場を支える13週移動平均線の下には26週線がきっちり控えており、4000円手前の上値関門をうかがう姿勢に変化はないとみている。また、精密制御装置大手のナブテスコ(6268)も前週に26週線を回復した。今週も引き続き2000円台相場を目指した動きを期待しウォッチングを続けよう。 海外の工場自動化を追い風に、同じく、精密制御減速装置を主力とするハーモニック(6324)とともに、先行き成長を期待しよう。

◆「食べ放題」焼肉店展開の物語コーポ(3097)は6月29日安値から4日続伸し、まずはよしの水準1450円まで切り返してきた。公募・売出し分の下げは完了、次は、1部上場したことでアナリストもカバーを開始するとみて、引き続き「押し目は買い」とし、先行きの水準訂正高場面を待とう。●以前、紹介した「丸亀製麺」のトリドール(3397)が3日続伸、大震災前の3月7日以来の高値を付けてきた。この日取引時間中に発表した6月度既存店売上高が全店でプラスに転じ「丸亀製麺」ベースでも2カ月連続マイナスから4.0%増とプラスに転じたことが主因だ。6月のテレビ番組で相次いで紹介されたことが後押しした。放映が継続し、ブーム化する?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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