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2013/02/20

◆日経平均株価は前日比95円高の1万1468円28銭で終了し、6日に付けた昨年来高値を更新、リーマン・ショック時の2008年9月以来約4年5カ月ぶり高値となった。19日発表のドイツ2月ZEW景気予測指数が大幅に改善したことで、欧州経済の回復期待が高まり、ユーロが対ドル、円で上昇し、欧州株はそろって上昇した。また、3連休明けの19日米国市場でもNYダウ、SP500種指数とも07年10月以来5年4カ月ぶり高値となったことを受け、東京でも朝方から幅広く買いが先行した。ただ、一時1万1500円台を回復した後は、当面の利益を確定する売りなどに上値は限定的となった。■日本だけの強気市場でなく世界同時株高となっているのだが、このことは大いなる危うさをはらんでいることでもある。投資マネーはより利のある方に振れていくのが常だが、強気と弱気が綱引きしながら上昇を続けるなかでは、それほど大きな波乱には至らないことが多い。が、どちらか一方に大きく傾き、上げ下げどちらかに急激に突き進んでいった後、取り残されてしまった場合。その残務処理は、株式だけでなく何事であっても、いつも難しいものとなる・・。

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◆その意味で注目すべきは、やはり、「安倍ノミクス」。本物の「アベノミクス」になっていく?昨年11月に当時の安倍自民党総裁が提言したのは「次元の異なる金融緩和」。前号で記したように、18日の産業競争力会議で安倍首相は、「農業分野に従来の発想を超えた大胆な対策を講じたいと述べ、構造改革の加速化、農産品の輸出拡大を進める方針を表明した」。民主党の政策提言は結果的には戦略も武器も持たない作文の羅列だったことが知れ渡り、退陣を余儀なくされた。では、次元の異なる金融緩和、従来の発想を超えた大胆な対策がいかなる肉付けをされ、実現に至るのか?なお、先行きを期待するものの、ウォッチングとすべきか。ヘッジファンドなど海外投資家の動向も要注意であることには変わりない。■さて、銘柄であるが、エレクトロニクス関連株では、アンリツ(6754)、シスメックス(6869)、浜松ホトニクス(6965)や、現在は中国関連株として調整色を強めているナブテスコ(6268)などがこれまで当欄が紹介してきた、そして、引き続き、テクニカル面をチェックし、良しとなった場合に紹介していく銘柄だ。●アンリツはスマホ時代に入り、高速通信規格LTE向け計測器で先行し、世界の携帯技術の進化に後押しされ業績は急拡大中。08年3月期に経常赤字に転落したが、今3月期は155億円、5期連続の大幅増益の予想。01年3月期の過去最高益213億円への迫りが続いている。株価は、リーマン・ショック後の08年10月安値172円から26週線と最終防御ラインの52週線沿いの上昇基調が続くなか1350円と01年8月以来の高値まで復帰した。52週線上に上昇基調をたどるマクドナルド(2702)同様にテクニカル面からも注目できよう。そういう意味では全般突っ込み相場が待ち遠しい。■セブン&アイ(3382)、プリマハム(2281)はほぼ週足が似た形で、52週線沿いの上昇基調銘柄。リスクが少ないのはやはりプリマハム。●神戸物産(3038)は2200円台が下値サポートラインとして「買い」としてきた。先週2162円まで下げて52週線にタッチ、今週は26週線を回復。上値を調べる相場が始まるか?2200円台前半を拾って待ちたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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