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2015/07/16

◆ギリシャ議会が16日未明ではあるがユーロ残留に向け財政改革法案を承認。欧州中央銀行(ECB)とユーロ圏諸国は16日に、ギリシャの銀行向け緊急流動性支援を拡大するか?を判断することとなった。資金供給となればギリシャの銀行は営業を再開、財政破綻も回避される。15日に発表された米国の企業決算や景気指標は良好だったものの、NYダウが小反落するなど利益確定売りに、S&P500種指数、NASDAQ指数ともわずかながら5日ぶりに反落した。が、かえって、強さをアピールした感もある。円はギリシャ越え、16日欧州銀総裁記者会見を控え様子見気分からNY市場に続き東京でも続落(対ユーロでは反発)展開となり、朝方から買いが先行した。その後、もみ合う展開となるも引けにかけて上げ幅を拡大していった。業種別株価指数では27業種が上昇した。なかで、証券・商品は9日取引時間中安値から前日同高値にかけ11.1%高となっていたこともあり前日比変わらずで終了し、LME銅、ニッケル、NY金、NY原油先物・・と商品市況安から鉱業、鉄鋼、石油・石炭が下げ、バルチック海運指数の8連騰にも海運は4日ぶりに反落・・した。

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◆JR東日本(9020)は14日、懸案だった渋谷駅改良事業で、9月から本体工事に着手すると発表した。東急(9005)が渋谷駅周辺エリアで進めている再開発と連動する動きとなる。発表によれば、JR東は2014年4月から同駅改良の準備工事に着手しており、主な本体工事は、JR埼京線ホームの移設やJR山手線ホームの改築。乗り換えの利便性を向上させる狙いがあり、ホームとコンコースを結ぶエレベーターや東西自由通路の整備やコンコース拡張も予定しているという。JR東の事業費は約750億円を予定。当欄で先に記してきた東急が目指す全体の完成は27年度の予定だが、JR東では埼京線ホーム移設については20年春までの完了を目指すという。筆者が埼玉県上尾の実家に戻る時に利用していた埼京線ホームは北側に約350m移動することに・・。なお、国道246号の渋谷駅付近の区間では、国土交通省関東地方整備局が拡幅事業を手掛けており、東急、JR東はこの事業に合わせて渋谷駅改良の本体工事を進める計画だ。●カルビー(2229)が続伸。4月14日以来3ヵ月ぶり高値水準に戻してきた。同社シリアル「フルグラ」は今や筆者の主食のひとつと化している!同社株を投資対象として気が付いたのがきょうというのはお粗末すぎるが、この日の株価は4月に付けた2013年9月の1対4の株式分割落ち後高値を狙う5380円!2009年3月期スタートの連結決算では7期連続増収、7期連続営業2ケタ増益予想にある!PER45倍台だが、連続2ケタ増益が上値を誘う格好が続きそうだ。●ニトリHD(9843)などとともに長期持続株となりそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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