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2007/11/26

◆26日、11月最終週の始まりの日、久々に全般堅調展開となった。前週末の海外株式市場堅調と「中国政府系ファンドが日本株投資に乗り出す」との日経夕刊報道が背景。日経平均株価が続伸したのは実に10月31日〜11月1日以来のこと。その間、一方的な売り優勢の展開が続き、弱気指標がどんどん増えていった。そして、前週来、日経平均は1万5000円安値攻防戦となっていた。先物主導で買いが先行していたが、引けにかけ伸び悩んだ。

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◆TOPIX33業種別株価指数で唯一下げたのは「海運株」。「よく上げた株は、相場の転換とともに反転。よく下がる」を地でいく。名村造(7014・大)など海運関連株人気に乗った銘柄の下げもきつく、当欄長期注目セクターの原子力発電関連株も「よく上げた」分、厳しい展開が続いている。上値のシコリは重く、戻りも鈍い・・。日柄・値幅調整が先行し、W底打ちを待つ日々が続きそうだ。

◆もっとも、この日はアジア市場こそ12勝2敗(中国が急反落)だったが、続く欧州市場が急落し、米国市場は「銀行株」が悪役となり大幅下落となった。27日の東京市場は再び、<下値を確かめる動き>となりそうだ。下値を探りつつ、下値が切り上がる展開ならいいが、ドル安、米国株安が最大の懸念材料であり、リスクということに変わりはない。日経平均は24カ月移動平均線に対するマイナスかい離9.12%と大幅であり。当面の動きは、上値を試す域を出ないといえよう。

◆大証ヘラクレス市場の時価総額トップが入れ替わった。トップだったダヴィンチ(4314・ヘラ)が続落し、2位の大証(8697・ヘラ)が6.7万円高の57.9万円と大幅高した結果だ。ジャスダック証券取引所を買収する方針との報道を受け、目先資金の買いが膨れたのだ。報道では、「大証が近くジャスダックの株を70%以上保有する日本証券業協会(日証協)と協議する予定。日証協の保有株の大半を取得したうえでヘラクレス市場と統合させたい考えだ」としている。一方、ジャスダック側は買収に対し否定的だという。<新興市場上場会社の不祥事多発>が背景のひとつといえよう。いわば、業界再編だ。また、大証が各種新タイプの商品上場による拡大戦略をとっていることも直近の人気化要因になっていた。

◆業界再編では、先に家電量販店を取り上げたが、この日もパソコン量販店でメンテナンスを強化しているPCデポ(7618・ジャス)が大幅高した。10月に3.21万円の二番底をいれ、上昇転換。来週にも26週線が52週線を上抜く中長期線のゴールデンクロスを示現し、中期相場が上方転換したことが鮮明化しよう。昨年8月以来4万円を挟んだ底値圏でのモミ合いが続いてきたが、いよいよ一段上に向かい脱出すべき展開がはじまりそうだ。とはいえ、いったん、利益確定売りに調整する局面もあろう。押し目買いに転換したと見てよさそうだ。■もうひとつの、業界再編は王子紙(3861)対日本紙G(3893)の2強が競る紙・パ業界。前号では中越パルプ(3877)の下値リスクが乏しいことを買いとしたが、この日、急騰した段ボール最大手のレンゴー(3941)を指摘仕切れなかったのは失敗。日本紙グループだが、7月以降連続月足陽線は何を意味する?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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