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2008/04/11

◆生まれて初めて点滴をうった。実際には1時間もかからなかったのだが、それ以上に長い時間だった気がした。きょうも会社には休暇の電話をせざるを得なかった。まだ、おなかのなかはぐるぐるうごめき油断はならない。明日の朝も病院だ。

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◆昨年8月安値以降、上値を試しては、調整を入れる。そんな繰り返しで日経平均株価は下降トレンドを描いてきた。この日の急反発で、週足は陽線を描き、2週連続で13週移動平均線に対しプラスかい離した。日足ベースだと昨年11月以来、75日線が上値の壁となっているが、これを上抜いてくれば、もうひとつ上の1万4000円台が見込める。が、まずは2月27日の戻り高値1万4105円を突破しないことには話しにならない。その次は、昨年12月7日の1万6107円・・。この日の反発は、直近3日続落していたことや米国株、東アジア株高、やや円安に振れたことが主因。■ただ、来週は、「厳しい決算発表が予想される米金融関連株の動きに神経質な反応を示すか、株価に織り込み済みと受け取られるか」が最大のポイントとなりそうだ。もっとも、直近の当欄は主力株を除いた環境関連株を主力にW底を打った銘柄など中長期のテクニカル面を重視した銘柄を多く紹介している。全般暴落となれば、いかんせん大きなツレ安を余儀なくされるが、それでも、上昇基調のチャートが壊れなかった銘柄については押し目買いを推奨するようにしている。

◆太陽電池製造装置のエヌ・ピー・シー(6255・マザ)がこの日引け後、中間決算の発表と同時に、今08年8月期通期連結業績予想の大幅増額修正を発表した。「太陽電池製造装置の需要が世界的な広がりをみせており、受注が継続的に好調であること」が主因という。●ならば、この日167円の最高値を付けたTAIYO(6252・東2)は一息入れたとしても、200円を狙えよう。●月初来、モミ合いが続いている石井表記(6336・東2)は2500円台の昨年8月以来の上値ネックライン突破から一段上の相場があってもよい格好となってきた。●そして、1991年以来、600円央台が上値ネックラインとなってきたクレハ(4023)は、ビッチ系分野の炭素繊維が注目されており、太陽電池用基板製造炉向け需要増が見込まれている。また、リチウムイオン電池向け樹脂も特需があるなど見直し余地は大だ。今09年3月期予想1株益は39円。2000年1月安値238円を基点とした長期上昇相場は600円台央の関門突破に期待十分といえる。

◆東芝(6502)が米国で原子力発電所受注実績を膨らませている。2月高値841円抜けとなれば、テクニカル面でも見直されよう。●注目は圧力容器、加圧器などで世界シェア8割といわれる日製鋼(5631)。「洞爺湖サミット前後に、すぐ近くにある日製鋼の室蘭工場を見学するコースが準備されている」などとのうまい話をするむきもある。が、昨年7月高値後の下げで、24カ月線を割り込まなかったのが同社株。7月高値は射程圏内に入りつつある。買いの回転が効いていることから信用倍率は0.62倍と買い残が減少中だ。日製鋼が高値更新となると原子力発電関連株人気に火が付く!■前号紹介のハドソン(4822・ヘラ)が一気に06年11月以来の2000円乗せとなった。次は、2100円が目標だが、利益確定売りをどうこなすかが課題だ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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