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2008/11/14

◆13日のNYダウの動きが、うまくいけば、新たな相場が始まる号砲となったかもしれない。前号では本文を書き上げた後、引けにかけ大幅高となっていくのをみたが、その理由が分からないまま、文中に書き加えて終ってしまったが、「一時8000ドルを割り込んだ後、一気の上げに転じ、552ドル高の8835ドルで終った」ことは、<10月10日安値に対する二番底>をつけたことになるからだ。しかも、後で、急反騰に転じた理由は、原油在庫が予想を下回る増加だったとしてNY原油先物価格(12月限)が直近安値圏でわずか2ドル反発したといって、資源関連株が急反騰に転じたことをきっかけに一気に全般買い戻しなどが膨らんだという。「いわば、たいした理由もないのに、買いが膨れ上がった」ということが大事。足元の金融不安下、景気後退、企業業績悪化はここまでの下げのなかで相当部分織り込んだとのみかたが、安値叩きへの警戒心の高まりと売り空き気分が買いを誘ったといえる。■しかし、14日のNYダウは、337ドル安の8497ドル引けで、日足は上ヒゲ付きの陰線となった。同日は、「一時363ドル安の8472ドルまで下げた後、急速に下げ幅を縮小し後半には87ドル高まで切り返しを見せたものの、引けにかけ失速してしまった」のだ。結局、週足チャートは、底入れ鮮明化の「最安値圏で下ヒゲの長い小幅陰線」とはならず、10月10日の週に対する二番底となるにはやや弱い格好で終ってしまった。

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◆問題は山積しており、「二番底をつけたとしても、株価は堅調展開が続いています」ではなく、いったんいいテンポでリバウンドした後は、「二番底はつけたものの、悪材料の山のなか素直な上昇基調を刻めません」となっても不思議はない状況にある。そして、「更なる悪材料噴出に、二番底ならず底割れ」となる可能性も2割は残っていると気に留めておくべきであろう。■14、15日の「金融サミット」は顔合わせ程度といった受け止め方が大半。ただ、直接各国トップが顔合わせすることには意味がある。今後は、金融不安に対し各国政府、金融当局がどういう連帯をして対応していくのか、それとも、各国ごとにばらばらな対応となるかが分かれ道となる。

◆もし、NYダウの二番底を確認したとなると、次の相場の主役は?これまで苦戦してきた消費関連株、ハイテク株?それとも、金融・不動産関連株?当欄は12日号で「主力株では電池事業に魅力の三洋電(6764)を連結子会社化するパナソニック(6752)が新たなエレクトロニクス関連株の主役として登場する日がやってくる?かに注目」と指摘した。旧・松下電器産業時代にはバブル最盛期の1988年でも3070円止まりで、2000年3月のITバブル期の過去最高値3320円が精一杯だったが、太陽電池と冷凍冷蔵技術で秀でた三洋電機を子会社化したパナソニックの変身・再飛躍姿を今から想像しPBR1倍以下の1500円割れならまずは打診買いしたい。

◆もちろん、「小型株を先頭に長期下落基調銘柄の75日線、26週線突破銘柄」は引き続き「強気の買い」を継続する。■太陽電池製造装置大手のエヌピーシー(6255・マザ)は洞爺湖サミット前に6650円の最高値を付けた後、10月28日には年初来安値を記録。そして、7日に3970円まで戻し一服中。12日付け日経聞朝刊は、「経済産業省は電気料金制度を改定する方針を固めた」と報じた。従来は補助金支給で普及を図ってきたが、制度改革でドイツが太陽光発電で一気に世界シェアトップに躍進したように日本でも普及は急となり同社業績拡大の好機となろう!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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