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2012/05/09

◆2月14日に日銀が予想外に金融緩和策を発表した効果がきょう消滅した!?この日、日経平均株価は1.5%下げ9045円で終了した。それは、日銀の金融緩和策発表日の終値を割り込んだ数字であり、緩和効果が消えてしまったということ・・。8日の欧州ではギリシャの組閣が難航していることからユーロ圏の債務問題への懸念が高まった。リスク回避の動きからユーロが下落し原油先物や金など商品市況も続落。欧州株は大幅反落し、米国株も反落した。原則も基準もあってないような日本の政治状況はひどいものだが、「ギリシャは遠からず破たんする」との確率は高まっている。東証では、年初来安値銘柄数がほぼ倍超の222となった。これは、昨年8月9日以来の200銘柄越えであり、東日本大震災直後の3月15日(979銘柄)以来の高水準だ。

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◆そんななかでも、トヨタ(7203)は前日比変わらずの3145円で終了。中・長期線の26週線、52週線へのプラスかい離が続いている。総合電気機器の日立(6501)はプラスかい離も、ソニー(6758)やパナソニック(6752)など総合家電はともかく、日電産(6594)さえ今週に入り中長期線を割り込むなど電気関連株の多くは厳しいチャートを描いている。そんな状況下も、トヨタをはじめ、日産自(7201)、ホンダ(7267)、ダイハツ(7262)、スズキ(7269)・・など自動車株はトヨタ同様に中・長期線へのプラスかい離を引き続き維持している。輸出関連セクターで当面頼るべきは自動車ということか。●この日、トヨタが引け後に発表した今13年3月期連結営業利益計画は前期比2.8倍増の1兆円!サプライズは、かつて、石橋を叩いても渡らない?といわれるような発表しかしてこなかったトヨタが発表したことにある。欧州波乱のなか明日、そして、3カ月後、半年後、1年後の業績推移と株価はいかに?頼りはトヨタのみ!?改めて、ウォッチングしたい。

◆この日も、内需関連が値下がり率下位と踏みとどまった。が、世界同時株安の中では利益確定売りすべきだ。最後まで踏みとどまった分、後からの下げもきつくなる。●前号も記したコスモス薬品(3349)は120高の4745円まで上げ、06年1月の株式分割落ち後高値4740円を更新した。発表された4月度既存店売上高が前年同月比8.5%増だったことが手掛かりとなった。同社公表分では09年6月度から既存店月次プラスが続いており、直近3カ月平均では8.3%増と今期最高の伸びとなった。九州が地盤ゆえにPER割安感は強く、設ける仕組みが整った地方銘柄として見直し買いを誘ったもの。●前日の米マクドナルド株は4月既存店売上が市場予想を下回ったとして2%強下げたが、日本マクドナルド(2702)は引けにかけ切り返し、直近7日中6日上昇した。内需株も利益確定売りは良し、小幅損銘柄の売り、現金化も良し。買いは遅くの姿勢でウォッチングを続けたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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