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2007/10/01

◆1日、日経平均株価は反発した。といっても、途中、上値の重さが嫌気され、下げに転じる場面もあった。結果的に、引け前のトヨタなど主力株に買いが入ったことが平均株価を押し上げた。マザーズ指数、ヘラクレス指数も上昇したが、TOPIXは軟調となり、ジャスダック平均をはじめ値下がりした指数が過半を超えた。前週末の米国株高とこの日寄り前に発表した9月の日銀「短観」で国内景気の底堅さを確認したことが朝方の上げをリードしていた。■日本株の方向感のなさに比べ、アジア市場(この日は中国、香港は休場)は強い動きが続いている。星取表は12勝0敗(日本は日経平均を採用)だった。続く、欧州市場も伸長、米国株はNYダウが200ドルに迫る大幅高で7月19日の過去最高値を更新し1万4087ドルまで買い進まれるなど大幅高となった。為替は115円台後半へと円安が進行。2日の東京市場を突き上げる格好となった。

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◆2日の東京市場は、朝高はともかく、引けにかけ堅調を保ち、8月9日以来の日経平均1万7000円台回復が実現するかがポイントであり、200日移動平均線の1万7290円突破、上昇期調入りが鮮明化するかが注目点となる。問題は、需給の悪さ。8月売買シェアが6割超に達した海外勢が本格的に買ってこなくても、それなりに買い越しに転じれば、個人投資家をはじめとした短期資金もまた輸出関連株など株価割安感が強い主力株に買いむかうことになろう。既に、日経平均は9月11日に二番底を入れたのだから。

◆時間をかけて着実に下値を切り上げてきたJUKI(6440)は7月以降、上昇ピッチを加速させてきた。会社側の慎重業績予想は中間決算発表時に増額修正されるかどうか注目される。主力工業用ミシンが大衆消費社会入りした中国を牽引役に東南アジアでも伸長し同社の利益成長を牽引している。現在予想PERは22倍だが、これは1株益が前期並みの51円予想を基準としたもの。1400円に接近する場面が当てもおかしくない。

◆材料株では、先に紹介のイチケン(1847)。298円まで上昇し、200日移動平均線を超えてきた。8月17日の年初来安値230円からの上昇展開だが、今期経常利益予想微増益とする会社側予想に対する増額修正期待、パチンコ店運営の大手で親会社マルハンのマカオ・カジノ進出計画が一部で言われていることも商業施設を展開する同社への思惑買いを誘う。この後、200円台固めから一段上を目指す思惑株として引き続き注目する。●棒鋼が主力の電炉中堅東京鉄鋼(5445)が急反発し、7カ月ぶりに75日移動平均線を突破した。8月10日の年初来安値438円を基点に9月18日安値554円を二番底とした上昇基調が鮮明化しつつある。今08年3月期連結業績は経常減益ながら会社予想は増額修正が見込まれ、PER割安感が強くなる。チャート好転のここから注目したい。●9月はじめに強気の買い継続とした富士通ゼネ(6755)は大きく成長した。●続いて、8月の年初来高値671円に肉薄したのが自動車向けエアコン、コンプレッサーのサンデン(6444)。株価のクセの悪さを返上、高値更新から04年10月高値775円を目指し、チャート好転、業績増額修正期待を背景に強気で攻めるところ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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