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2006/09/01

◆1年前、昨年9月1日の日経平均は1万2506円。8月に始まった今春までの中期上昇第2波動に上昇エンジンがかかり始めたころだ。9月に入ると出来高はどんどん膨れ上がり、上昇ピッチは加速していった。あれから1年。この日の日経平均は1万6134円。6月、7月にW底をいれ、8月22日の1万6244円まで中間戻りを入れた後、「次のために、呼吸を整えている」とでもいうべき調整色の強い展開が続いている。売買代金は2兆円割れ、出来高は15億株割れと薄商いだが、まるで真夏の海で波に乗ったサーフィンのようだった昨夏とは違い、新興市場は1月、東証1部は4月以降の下げでそれぞれ傷ついており、波に乗れないのは無理もない。が、あわてる必要はない。景気・企業業績とも昨年以上に回復が鮮明化している。昨年が、素人風の勢いだけで突っ走った金融相場だとすれば、この秋は、金利上昇を織り込む業績相場といえる。つまり、昨年は、目の前に広がっている商品どれを買っても当りだったが、今年は、空クジが多く選択眼を求められる相場が続いている。■その典型的な銘柄が任天堂(7974)だ。きょうは2万4590円の2001年6月以来の高値で終った。2000年3月の上場来高値2万6400円は目前に迫っている!本欄では「ゲーム関連株は推奨せず」との筆者のゲーム嫌いもあって紹介してこなかったが、@足元業績が好調。携帯型ゲーム機「DS」がリードし「為替要因を除いた」今期実質経常利益は大幅に伸長する。A今後の業績への期待感が強い。家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」が中期成長をけん引する。Bテクニカル、需給面とも上乗。昨年8月17日の安値1万1140円から25日移動平均線に下支えされた上昇トレンドを継続している<日経平均の場合は、03年春以降、52週線(つまり365日線)に下支えされている。つまり、それだけ買いエネルギーが強いということ>。これは、全般相場にかかわらず上昇基調が崩れていない、本欄中期強気銘柄でいえば、日写真印(7915)、浜松ホト(6965)、島津製(7701)などが当てはまる。

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◆さて、日水(1332)は先週月曜日に、<厳しい日足となった・・テクニカル面からいったん、短期「戻り売りとする」>と記した。が、月足は長大陽線で良し、週足は先週の陰線も今週は切り返しの陽線を刻んだ。日々線は下値切り上げ基調に変化がない。足元業績は良く、世界的な魚資源獲得競争はこれからさらに切迫状態を迎える。信用需給は売り長状態が続いている。難点といえばこれから割安感が後退する。悩むところである。基本は、「短期急騰局面で利食い売り」としたい。■市場体温計・新日鉄(5401)が日をおかず切り返してきた!筆者としては、先に本欄に紹介した山陽特鋼(5481)、東京鐵鋼(5445)、900円台前半の上値ネックライン突破期待の日製鋼(5631)、日足一目均衡表「雲」上限を上抜いており、W底から200日移動平均線プラス・カイ離に転換後した後、期待したい三菱製鋼(5632)などに引き続き注目する。

◆IPO(新規公開)では、14日に上場予定のエクシィ(2121・マザ)の公開価格決定が5日にある。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の当面の代表株で9月のIPO市場最注目の前人気銘柄だが、ソフトバンク(9984)、楽天(4755)の次の世代として株式市場で光を放つか。注目したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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