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2009/03/18

◆東京市場で日経平均株価は23円04銭高の7972円17銭と4日続伸した。4日続伸は昨年暮れから今年1月7日にかけて以来のことだ。9時20分過ぎには8054円まで買われ、2月10日以来の8000円台回復場面もあった。17日の米2月住宅着工件数が市場予想を大きく上回り、住宅市場に回復の兆しが出てきたとの観測からNYダウは急反発、2月19日以来の高値を示現した。加えて、日銀は17日の政策委員会で、銀行の資本増強支援に向け、劣後ローンの引き受けを検討することを決めたことから買いが先行した。■ただ、4日間で774円、10.8%の急上昇していたうえ、8000円台を回復する場面があったことから、当面の目標達成感が広がり、13時35分頃には7900円割れ場面をみた。その後、日銀が長期国債の買入額を1.8兆円に増額することを決定したことが、相場下支えになるとみられ買い直された。なお、東アジア5市場は日・韓・中・台・香港ともそろって上昇した。

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◆今回の戻りは、両国政府の市場への対応の違いを背景に、米国市場主導の上げとなっている。この日も、米国株高を背景にメガバンク、大手証券、保険、ノンバンクなど金融株を中心に買い気配で始動した。そして、日経平均は一時75日移動平均線を上回る場面があった。1月7日以来のことだが、1月には、7日が戻り高値となり、その後は、海外投資家の売りが続き、3月安値まで軟調展開が続いた。今回は、政策への期待感を背景に、急騰分の反動安があっても、3〜4週間は上値を試す動きが続くかを注目している。

◆前日、急騰した風力発電所開発の日本風力開発(2766)は一転、4日ぶりに大幅反落。前日の上げ分の大半を消し、1000円のおつりが残るのみ。まだ、1月27日に35万7000円の戻り高値を付けた後、売り優勢の展開が続いてきたことから、見直し買いが先行する展開となるまでは様子見が必要か。昨年春の「高なぐり」が恨めしいチャートではあるが、昨年10月安値に対する二番底確認、「強気」転換には、1月27日の戻り高値を突破することが不可欠。■むしろ、ここからトヨタ(7203)、キヤノン(7751)を攻めるほうが早いかもしれない。とはいえ、3〜4週間という限定期間内に回転が利くかは不透明。期待はキヤノンが長期かつ大幅に下落した貸借倍率0.63倍の売り長銘柄であること。トヨタは貸借倍率1.35倍とやや買い株数が増加しひところの0.4倍から悪化しているが、1月以降、3000円を挟んだ小動きが続いている。200円台央の上値ネックラインを突破した時、「買い」といえそうだ。

◆介護関連銘柄の星取表は2勝6敗。ここまで日足陽線を重ねてきたメッセージ(2400)が「陰線で下放れた」た。5日安値から16日の13万7800円戻り高値まで24%の上昇をみたここは、いったん調整局面入りがあっても不思議ない。ニチイ学館(9792)は1675円まで買われ連日で昨年来高値を更新したが、日足陰線で終った。いったん一休みもよしとするか・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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