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2004/06/18

◆「負の連鎖」。先に、SQ算出の翌週と翌々週は要注意の週であるとした。順調に見えた今週だったが、週末に大幅安に見舞われた。直近、半導体・液晶関連などのハイテク株は軟調展開が続いていたが、北米の5月半導体製造装置BBレシオが前月比低下したことが米ハイテク株を襲った。そして、韓国、台湾市場の急落とアジア株安を誘い、日本のハイテク株を押し下げた。加えて、国内長期金利上昇で銀行株や住宅ローン金利上げ観測から不動産株、住宅関連株も軟化した。終ってみれば、平均株価採用225銘柄のうち前日比プラスはわずか5銘柄。変わらずが5銘柄で、残り215銘柄がマイナスと全面安商状。来週一段安となればいったん利益確定売りを先行させる必要が生じる。29日からの米FOMC開催を控えた来週は盛り上がりに欠ける展開となりやすく慎重さが必要。

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◆合同製鐵(5410)は高値圏で終了したが、東京製鐵(5423)は売買のタイミングを捉える9週RCIがマイナス圏入りで黄信号。強弱綱引きが微妙。そんなときは利食い百人力で臨み、突っ込みを待つべきか。■「自動車部品セクターを見直そう」(大和総研・16日付け)、やはり出始めた!同レポートで見直し1番手と紹介した東海理化(6995)は強気継続。■9週RCIがマイナス圏を上昇中の岡本工作(6125・A)は立花証券の強気に目先資金が乗っている。◎卸の地位が上昇中。関西地盤で首都圏強化中の加藤産業(9869・A)の今週出来高は昨年7月以来高水準でGOサイン。◎昨秋から200日線沿いに下値が切り上がっている神鋼商事(8075)に独歩高を期待したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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