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2008/12/15

◆15日の東京株式市場はほぼ全面高となった。日経平均株価は大幅反発した。東証1部市場の出来高は18億6644万株、売買代金は1兆4238億円と薄商いと引き続き低水準だが、値上がり銘柄数は1538となり89.7%が上昇とほぼ全面高となった。前週末12日の米国株が、上院で可決に至らなかった自動車業界救済法案に変わり、政府が金融安定化基金の活用を検討と伝わり、大幅安水準から引けにかけ上げ幅を拡大する展開となったことや、為替が円安ドル高に振れたことが追い風となり買い戻しや値ごろ感の買いが広がった。■朝寄り前に発表された12月調査・日銀短観は予想通り厳しい結果となった。ただ、景況感を表す業況判断指数(DI)は、事前予想の範囲内だったことで積極的な売りは見られなかった。

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◆休日中に、トヨタ自(7203)は「今2009年3月期下期連結営業損益が赤字転落。通期営業利益は先の減額修正予想を下回る」とマスコミ報道され、シャープ(6753)は液晶テレビ生産を2割減産と報じられた。ただ、トヨタの株は、12月8日に2585円の03年4月以来5年8カ月ぶり安値をつけており、米政府による自動車大手へのつなぎ融資、救済に期待した買い戻しが流入した。この日の東京外為市場で1円以上の円安となったことも後押しした。■ただ、年明け以降に発表される08年10−12月期の日欧米決算の厳しさが今秋の安値で株価に織り込まれたかは不透明であり、主力輸出株の先行き動向は微妙。水準訂正高以上の答えは見つけにくいかもしれない。

◆前号紹介の国際石開帝石(1605)は7日ぶり反落。前週急騰の反動安であろう。引き続き、72万8000円台にある7月中旬以降の上値関門を突破できるかが分岐点となる。●一方、吉野家HD(9861)は107万3000円まで買われ、10日の戻り高値を更新。前週末に25日移動平均線が75日線を上抜くゴールデンクロスを示現し、ゆっくりではあるが着実な上昇基調を描きつつある。週足ベースのテクニカル面好転は先に伸びそうだが、きょうは中期線のポイントといわれる26週線を上抜いた。下降トレンドにある26週線もようやく上昇に転じる時が迫ってきた。もう一段強気オンは目前?

◆三愛石油(8097)が12円高の403円まで買われ、9月3日以来ほぼ3カ月ぶりに400円台を回復。●京急(9006)も一時22円高の813円に買われる場面があり、9月以来の上値関門820円台トライが期待される。「羽田空港国際化関連株」として両銘柄がじり高基調続くかに引き続き注目。

◆能美防災(6744)は11月26日号で「850円を大きく下回らないことが好チャート維持に不可欠。13週線が下支えしたとなれば、再び上値を試す動きが予想される」と記したが、基本は同月25日号を参照してほしい。13週線沿いに上昇し、この日は50円高の1075円まで買われ連日で年初来高値を更新した。利益確定売りを出すもよしとするが、独歩高が続く可能性もあるとみる。●前週末に一時ストップ高したACCESS(4813)を紹介したが、きょうも3万円高の19万1200円ストップ高まで買われ、結局ストップ高に100円足らずで終る好人気となった。「よく売られた銘柄は、よく上がる」を地でいく動き。上値を試す動きが続くとみてよい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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