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2016/02/16

◆日経平均株価は前日比31円85銭(0.2%)高の1万6054円43銭と続伸した。5日の米国市場は祝日休場だったが、欧州株は欧州中央銀行(ECB)が追加刺激策実施との見方から独DAX指数などそろって大幅に続伸した。円は1ドル=114円台乗せと続落スタートとなった。しかし、前日に日経平均は1000円超の大幅上昇したこともあり、朝方は利益確定売り先行した。寄付きは前日比173.11円安スタートとなり、1万5809円58銭まで下げた後、切り返し、後場高値は1万6341円56銭まであった。その後、利益確定売りに上値を削る格好となったが1万6000円台はキープした。

 輸出企業には採算改善期待の買いが入り、15日NY原油先物市場の電子取引でWTI先物が続伸し1バレル=30ドル台を超えた。そして、中国・上海株が3日ぶりに3%超の急反発展開となり、円が下げ幅を拡大したことがプラス圏を守った格好となった。

 東証1部市場の売買代金は3兆円超を記録した前日まで4日間比で減少も2兆8848.31億円と1月までの低水準圏からはなお高い水準を維持した。市場エネルギーが引き続き高水準を維持していくことが、1万5000円割れから切り返していく反発展開には不可欠だ。 もっとも、「前週の欧州金融市場の総崩れは、重大な転機となる出来事だった。少なくともここ欧州では金融危機の再来だ」とフィナンシャル・タイムズ誌は記し、銀行システムの問題は一掃されていない」と指摘しており、なお、予断は許さない状況にあるという。

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◆当欄中核30銘柄は19勝11敗とそこそこ・・の水準だが、高値更新はソフトバンク(9984)のみ。5100円ストップ高引けとなり、買い物を残して終了した。12日には4133円と13年3月以来の安値水準に下落、長期線のなかで最短期の6ヵ月移動平均線でも5855円と道は遠い。今期2ケタ経常減益予想から来期増益期待の展望が高まるか?がポイントとなりそうだ。

◆なかで、シスメックス(6869)が大幅続伸。検体検査機器大手だが15日に、認知症治療薬「アリセプト」を販売しているエーザイ(4523)と「認知症の新たな診断薬開発での包括契約」を締結したと発表したことが買いを誘った。

 アルツハイマー型認知症の精密診断には患者の身体への負担や高額な検査費用が課題となっている。同社は血液中のバイオマーカーの高感度検出に高い技術を有しており、血液から安価かつ簡単に検査できる診断薬を共同開発する方針だとしたことから、業容拡大期待の買いが広がったようだ。
 昨年8月以来の高値となった4日は、前日発表の2016年4-12月期連結経常が前年同期比24%増の410.7億円となり、通期計画514億円への進捗率が79.9%となり、5年平均69.9%を10ポイント上回ったことから、短期資金が一時8240円と買い上がった格好となったもの。12日にかけて5430円と大幅に下げていたこともあり、前日に続き、リバウンド狙いの買いも誘ったようだ。

 証券時代からの長年ウォッチング銘柄だが、権利落ち修正後では中長期線沿いの長期上昇基調を維持してきており、まずは、1000円アップの52週線回復を期待し、ウォチングを再開した。
 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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