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2009/11/05

◆日経平均は前日比126円安の9717円と反落し、10月6日以来の安値水準引けとなった。4日のNYダウは30ドル高と反発した。しかし、一時156ドル高まであった後、引けにかけ急速に値を下げたものであり、悪い終り方となったことが嫌気された。しかも、中国を除く主要アジア・太平洋株が下げたことも売りを誘った。■4日の米国市場では、連邦公開市場委員会(FOMC)会合の後、引き続き政策金利を異例な過去最低水準に据え置くとの方針を発表。これを好感してNYダウは大きく上昇した。が、この日、米下院がクレジットカード規制を可決したことを受け、銀行株などが下げ、S&P500種を構成する10業種中で金融株は値下がり率トップとなり、米相場の重しとなった。ただ、ドルが対ユーロで大幅下落したことを受けNY金先物が過去最高値を更新し、NY原油先物も原油在庫の予想外の減少を受け上昇、一時1バレル=81ドル台まで上昇した。

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◆頼りとするNYダウが戻り高値圏での乱高下を繰り返しているのは、先行きの米経済に対して強弱感が対立しており、発表される経済指標や企業業績に敏感に反応、一喜一憂していることであり、ヘッジファンドの決算に絡む売りが出やすくなっていることも背景にある。東京市場では、日経平均株価が週明けに週足ベースで26週移動平均線を割り込んでスタートし、あすの週末を控えたきょうも26週線を回復できずに、マイナスかい離幅を拡大。3月第3週以来の26週線割れで終る可能性が高く、先行き相場に暗雲が垂れ込めはじめた。10月30日現在の信用買い残(金額ベース)は前の週比288億円増の1兆6925億円、昨年10月10日現在の7806億円から2.17倍と膨れ上がっており、評価損率は10%超のマイナスが続いている。上値の重しといえよう。■米国の5日市場では、週末6日の雇用統計発表を控え後半見送り気分が強まると考えられている。そして、鳩山政権の政策からは日本の先行き経済・景気に対して楽観論が消失してきた。東京市場が方向感の乏しい動きから解放されるのはいつになることやら・・。

◆となれば、孤軍奮闘組みの銘柄を、ロスカット価格を決定してから短期で手掛けるしかない。交流サイト(SNS)運営のグリー(3632)は紹介日の10月28日に付けた分割落ち後高値を上回り、一時320円高の5520円まで上げ、10月5日に付けた落ち後最安値4250円を基点とした上昇相場が鮮明化しつつある。全般相場に手詰まり感が強まったことが同社株の買いを呼び込み、関連銘柄人気を盛り上げていくと見ているが、さてどうだろうか。

◆また、アドウェイズ (2489)は8月高値から9月安値まで株価半減したところで底入れ?26週線沿いの上昇基調に回帰したかの確認にむけここから注目、値動きをチェックしたい。同社はPCや携帯のアフィリエイト広告を手掛け、携帯向けでは国内トップ。収益は前09年3月期から好転。今期大幅増収増益見通しにある。■新高値銘柄数ではフォスター電(6794)などが連日で高値を更新し、日本橋梁(5912)、大日精化(4116)などが続いた。また、ストップ高したのは2銘柄。買い戻しが広がった消費者金融大手の武富士(8564)、プロミス (8574)だが、これは、目先人気はともかく買い対象から外すべきであろう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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