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2007/04/19

◆2月下旬に続き、中国発のアジア株安となった。開場17の国と地域市場すべて下げた。中国が経済過熱から金融引き締め政策を打ち出すのではないかとの見方が広がった。上海・シンセンCSI300指数が4.67%下落するなど中国の主要指数すべて4%超の下げとなり、再び世界の市場を襲った。日本の株価指数は、なぜか大証ヘラクレス指数だけが高く、東証1部市場では値下がり銘柄数が1470に達した。18日、NYダウは同時株安前の2月20日に付けた過去最高値を更新し1万2800ドルに乗せた。S&P500種指数が4月16日に2月高値を更新したのに続くもの。通常ならば、米株高を受け堅調展開となるはずが、朝の寄り付き前から外資系証券の注文状況は大幅売り越しとなった。東京外為市場で1ドル=117円台へと円高ドル安が進んだこともあり、先物から仕掛け的な売りが先行した。

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◆本欄は、もっとも、あっけらかんとした陽性の大幅安となった方が、相場好転のきっかけになるのだが、と思っている。17日の本欄出だしには「意気地なし、は、東京市場!?」と記したが、海外市場が相次ぎ同時株安前の2月の高値を更新するなか、日本株は個人投資家の離反もあってもたつくばかりの相場が続いていた。だから、全面安商状は歓迎したいもの。

◆2月相場までの牽引役だった新日鉄(5401)、トヨタ自(7203)などのチャートは、上値がきり下がる軟調展開から脱出仕切れないでいる。銀行株は昨春からの下降トレンドのワナから抜けきれないでいる。一方、原子力発電関連のうち発電所建設にかかわる主力大型株の三菱重(7011)は上昇ピッチを早めている。日立(6501)は5割高後の一服に入り、東芝(6502)は15カ月ぶりに上値ネックラインを突破したことで、上昇ピッチ加速が鮮明化しつつある。●この日、注目株に選んだのは、岡野バルブ(6492・東2)。原発機器用バルブと原発建設ラッシュ後に仕事が繁忙となるメンテナンスを手がけ、売上高に対する原発関連比率約7割と国内トップ。2〜3月の500円割れ時に24カ月移動平均線が下支えし、その後、上値を追う展開となっている。きょうも続伸と堅調だ。600円台前半は割安感が強く、上値ネックラインを突破、一段高に向かうとみる。

◆新和海運(9110)が、5日連続年初来高値を更新。今月の月足陽線幅を拡大している。海運株の割安修正相場が続くが、引き続き、主力株が動けない分、思惑人気を集めそうだ●新和海運と同様に上昇基調が鮮明化しているのが三愛石油(8097)。羽田空港の埋め立て工事完了後の発着便増に伴う収益向上を手掛りにかつての思惑株人気が再燃するか注目?●保有土地の含み益の大きさを背景の上昇基調の片倉(3001)、●太陽電池関連株の鐘化(4118)などに注目。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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