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2004/06/24

◆ハイテク株の多いナスダック市場がリードした米国株高と韓国・サムソン電子の急騰を受け東京市場は2段ロケット風に上昇。平均株価はこの日の高値引けとなった。来週にかけは調整気分が強いとの見方を裏切る強調展開である。米国・中国の経済事情がこの国の景気を左右するのだから、海外事情に一喜一憂するのは当然ではあるが、見逃せないのは、5月17日に直近安値を付けた後、着実に下値が切り上がってきた平均株価の強さ。平均株価指数採用銘柄の今期連結予想PERは17倍台と、バブル期に信じられない超低PERにあることだ。■参院選が公示されたが、予想に反して、直近の小泉政権支持率は急低下した。もっとも、民主党も決め手にかける。投票率が高ければ民主党にプラス、低ければ自民・公明の政権与党に有利に働くといわれるがさて・・。

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◆新日鉄(5401)が活況裏に直近戻り高値に顔合わせした。東京製鐵、合同製鐵が着実に上値を追う格好になっているが、業界トップの同社株の三角もちあい上放れでセクター全体に上昇ピッチが加速する可能性が高まった。■今期復配見通しが報じられたOMCカード(8258)はダイエー以外との取扱い増が鮮明化。スピンアウトの思惑が潜在しており、上昇基調が続くとみてよい。◎自動車関連株では、エンジン開発力が会社を復活に導いたマツダ(7261)。24日に直近戻り高値を更新。ネックライン突破後に400円、500円台乗せを目指す出遅れ修正相場に付きたい。◎電子部品関連では2100円台の上値関門を突破した加賀電子(8154)。今期経常利益は33%増益の71億円予想だが、本音は81.6億円の過去最高更新。その時、予想実質PERは13倍台にとどまる。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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