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2006/09/08

◆SQ(特別清算指数)算出日のイレギュラーは、日本株の底堅さを印象付ける格好となった。米国株の続落に、朝方ほぼ全面安商状となった。しかし、後場に入り、日経平均が一気に浮上し1万6000円台を回復していった。週足は13週移動平均線を瞬間割り込んだ後反転。陰線ながら下ひげが長く上昇基調を継続している格好となった。■市場体温計の新日鉄(5401)は前日の今3月期業績予想の増額修正、中間配当14年ぶり復活発表も想定の線にとどまったことから、これまでの株価上昇でほぼ織り込み済みとなり、調整期入りしてもおかしくないと見ている。しかし、朝安から切り返し、反発に転じ500円台で週を越えた。

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◆ここで、やや気になるのは、7日に発表された7月の景気動向指数(速報)の数値。現状を示す一致指数は1980年以降の現調査形式になって2番目の高水準だった。しかし、これは過去の数字。気になるのは、半年先の景気動向を反映する先行指数が40%で10カ月ぶりに50%を下回った、ということ。一方、米国経済は?メリルリンチ証券では、07年実質GDP成長率見通しを2.3%から1.8%(06年は3.3%予想)へ下方修正した。住宅投資の伸び率が06年の2.4%減から07年は10.7%減にマイナス幅が拡大する結果、実質個人消費が3%増から1.6%増に鈍化。耐久財支出の伸びは4.4%から0.3%減に転じるとしている。きのう、きょう主力の電機株、自動車株やキヤノン(7751)など輸出株が売られているのは、これを受けて海外投資家が利益確定売りしているからだとの見方もあった。■といっても、本欄は来年相場を弱くは見ていない。米国株は過去15回の中間選挙年はすべて下げた。これまで「5月に売って、10月に買う」とのパターンがほぼ成功してきた。「日米とも、来年前半の景気・企業業績の鈍化は春以来の株価下落で相当織り込んだと考えている」(メリルリンチ)との見方をとりたい。

◆今週、市場の話題を集めるのは、14日に東証マザーズに新規上場するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)最大手で会員数500万人のミクシィ(2121・マザ)だ。公開価格は155万円。●本欄では先に、先行銘柄として、ドリコム(3793・マザ)を8月23日号に紹介(紹介後9月1日安値18.8万円まで8.4万円下げ、6日に24万円まで反発)。●そして、ネットエイジG(2497・マザ)を新規上場前に紹介したが、こちらは2日目に153万円の高値をつけた後、4日目に97.4万円まで下げた。犯人は大株主2社の売り。しかし、彼らの持ち株はほとんど売り払った可能性があり、需給の壊れは止んだと見てよい。同社はミクシィ株を公開前1万2000株保有している第2位の大株主だ!週明けの注目銘柄となりそうだ。

◆前号紹介銘柄の日電波(6779)が一時420円高の4720円まで買われ、大引けの東証値上がり率ランキングでは12位となった。別段何か発表されたわけではないと見ているが、たまにはこんなことがなくてはネ。引き続き注目したい。■「えんぴつで徒然草」の売れ行きが好調。地味な三菱鉛筆(7976)が珍しく話題を呼んでいる。戻り高値圏で頑強、来週に期待できそうだ。●東芝(6502)が調整期入り。じり高基調不変で人気離散のここから押し目を買おう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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