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2012/08/22

◆手がかり材料が乏しいなか、日経平均株価は前日比25円安の9131円と小幅に続落。21日の欧米株式市場では、欧州中央銀行(ECB)による南欧国債買い期待を高める報道に反応し、ユーロ買いドル売りの流れとなり、欧州株は上昇。円は対ユーロでほぼ1カ月半ぶり安値となった。この流れから東京外為市場でもユーロを買い戻す動きに円は4日続落した。ただ、対ドルでは円が続伸。21日は米経済指標の発表もなく、米国株が続落したことから、売りが先行。前日比比較なしの銘柄数が前日と比べ51増え211と大幅に増加した。3月13日の192を上回り今年最高を記録したようにいかに模様眺め気分が強まったかが分かる。ただ、20日に取引時間中の戻り高値9222円をつけての調整だから良しとすべきか。

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◆薬品セクターはディフェンシブストックとして業種別株価指数で数少ない上昇セクターとなっている。この日の牽引役は、政府の後発品普及策を追い風とし業績好調が続く後発医薬品関連株。東和薬品(4553)が年初来高値を更新し、沢井製薬(4555)は連日で上場来高値を更新と後発医薬品株がそろって上値を追う。日医工(4541)は今13年3月期期業績好調予想だが、チャート好転待ち。●まず、沢井製薬は1998年9月安値390円から長期上昇基調にあり、この日9180円の上場来高値。13週線前後に突っ込んだ場面から買いを考慮したい。●東和薬品は株式公開時に上場来高値8790円を付けた後、98年10月に最安値675円まで下落。その後上昇基調となり、昨年11月に3045円まで突っ込んだ後、5000円台に接近してきたところだ。もっとも、この日高値は4870円、10年秋から昨年8月にかけての5000円手前の上値ゾーンに到達で、「今、買う」という選択肢はないとみるが・・。■当欄では、薬品株ではないが関連銘柄としてシスメックス(6869)を取り上げてきた。病気の診断や治療に不可欠なのは検査。同社は血液や尿、細胞などを採取し調べる検体検査で世界大手。新興国では経済成長を背景に医療インフラ整備が急となっており、中国をはじめ病気予防や治療で同社の出番は増すばかりだ。株価チャートは株式分割が邪魔しトレンドが読みにくいが、分割落ちなどを考慮したチャートでは、長期上昇波動の第3期の途上にあり、現在株価が考慮後の最高値となる。利益成長率に対しやや株価が勝っている感はあるが、気象関連で世界の一本杉となっている分野を持つWNIウェザ(4825)と同様に、同社のもつ医療分野での特異性はもっと評価されてよい、同社株を見直す動きはなお続くと見ている。

◆コスモス薬品(3349)が7010円の上場来高値を付けた。3カ月連続で長大陽線を引いたが、6月に、06年に付けた上場来高値4740円を更新した場面から付いていったほうがてっとり早かった?いや、結果論はいつでもいえる。株式投資には、知恵と度胸と決断力、そして、損切りする判断力が不可欠。■スマホ向け広告売上高の高成長が期待できるとして紹介も、動きが鈍かった●インタスペス(2122)、●ファンコミ(2461)は買い場探しを継続中。特に、ファンコミは先週の急騰で26週移動平均線が52週線に急接近した。来週中には26週線が52週線を上抜くゴールデン・クロスが示現しそうだ。ここから先は、「押し目は買い」の相場に発展するとみて、強気で臨みたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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