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2006/10/25

◆25日、東京市場は下げた。米FOMC(連邦公開市場委員会)を前に海外投資家の動きが鈍いうえ、日経平均は9月25日の直近安値1万5513円からきのう10月24日の1万6901円、5月11日以来5カ月ぶり高値まで1400円弱上昇したとあって、利益確定売りや戻り待ちの売りに押された。FOMC声明文に米国株式市場がどう反応するみたいという。しかし、ここまでの日経平均月足、週足を中長期トレンドで見る限り、着実に下値を切り上げつつ4月高値1万7563円を取りに行くいい型ができている。引き続き、強気の姿勢をとっていこう。●本欄長期強気の島津製(7701)はきょう90年8月以来の1000円台乗せを達成した。02年10月のバブル後最安値261円をボトムに長期上昇トレンド入りして、4年目のことだ。相場にあせる必要はない。

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◆厳しいのはノンバンク。貸金業法案で、一時、期限付きで継続されるとした特別上乗せ金利を、「与党が上乗せを見送る方針だ」と伝わったことから、消費者金融株、信販・クレジット株・・がまたまた売り叩かれた。金融庁の強権に加え上乗せ金利見送りで消費者金融の業績は来期もボロボロになると見た売りが止まらない。本欄では、ジャックス(8584)は上限金利がすでに20%以下ということで、長く買い推奨していた。しかし、10月6日に、「カード発行費用が大幅に増加したうえ、延滞債権や貸倒関連費用が増加した」ため、今3月期連結経常利益を前期比16%増予想から一転、33%減益と大幅に減額修正した。結果、9月高値1331円は10月に840円まで下落。この日も一時897円まで売られた。同社株以上に厳しいのはUFJニコス(8583)だ。昨年大納会直前の高値1585円がきょうの安値549円まで3分の1以下になった!同社業績は結局、10月20日に過払い金返還に伴う引当金を積むため今3月期最終損益が300億円の赤字見通しに修正した。「落ちるところまで落ちないと止まらない」のはいつもと同じ。

◆前日、上場来高値をつけた三井不(8801)が続落するなど、9月25日から日経平均をリードする格好で一本調子に上げてきた不動産株もしばし休息入り。代わりに登場すると期待するのは、再開発プロジェクトを抱えている電鉄株。ただ、本命東急(9005)や東武(9001)はいかにもジリ足。で、当面、上昇相場のリードを期待したいのは京王(9008)だ。52週線に、そして、8月下旬以降は6週線に下支えられた上昇基調にある。4月高値であり91年12月以来ほぼ15年ぶり高値825円突破後に急騰!

◆黒崎播磨(5352)は前日、9月中間業績予想の増額修正を発表したことを受け、きょうの東証1部市場で値上がり率6位となった。これを受け、新日鉄関連株の人気は一段鮮明化。低位仕手株イメージと13日の9月中間業績予想の大幅増額修正が重なり人気化している太平工(1819)は値上がり率3位だ。新和海運(9110)は408円高値引けで、96年5月以来ほぼ10年ぶりの400円台回復を果たした。前号紹介の山九(9065)は52週線を下支えに上昇基調にある。10月6日の戻り高値692円突破から1月高値818円を目指す動きに出現か?新日鉄グループ傘上げ相場に期待。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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