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2007/05/31

◆前日の中国株大幅安に伴う先行き懸念は、NYダウの高値更新とS&P500種指数の7年4カ月ぶり高値によって、いったん収まった。この日、アジア・太平洋州の17市場星取表は13勝1敗3休場(1敗は台湾市場)と大勝。日本市場の場合は東証REIT指数を含む主要指数全部が上昇した。といっても、今度は、アメリカの株式市場のことが気になるのが日本の市場?しかし、5月相場は、479円幅の月足陽線となった。月末値が2月終値を上抜き、03年4月のバブル後最安値以降で最高値となったことで、東京市場もまた03年4月を基点とする上昇基調にあることが鮮明化した。市場全般の動きに対し出遅れ感が強いのは、昨年4月が天井の銀行株(利ざや改善の遅れ)と証券・商品株(手数料競争)、昨年1月天井はその他金融(上限金利引き下げ)、小売業(消費の伸び悩み)など。なかで、銀行セクターが動けば日経平均の2万円台回復がより近くなると見ているのは筆者だけ?

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◆TOPIX業種別指数33の値上がり率トップとなったのは、中小海運がストップ高で値上がり率上位にずらりと並んだ海運株だった。中小海運株に人気が集中したのは、新たな材料が出たわけではなく、前日、明治海運がストップ高に買われたことから、好人気となってきた大手海運に比べ、出遅れ気味で、値動きが軽いため。短期資金の買いがドットばかりに入ってきたもの。いわば水準訂正相場といえよう。中途半端な後追いは禁物か。

◆日銀(8301・ジャス)が高値を更新した。平和不(8803)も高値を更新し、三井不(8801)も急反発し10日の上場来高値4000円に急接近してきた。この3銘柄は「新金融街特区」関連の代表銘柄であり、この関連銘柄が物色範囲を広げる余地があるということであろう。東京八重洲、大手町、日本橋に兜町が加わった東京都心再開発の中核地域に絡む銘柄を物色していこうとの意欲はこの先一段と高まると見てよいだろう。本欄では、この地域の地権者企業に注目し続けたい。先に記した●NTT都市開発(8933)も急伸し17日の上場来高値30.5万円が目前となっている。●東京建物(8804)は75日移動平均線沿いの上昇基調が継続しており、10日の1990年1月以来の高値1888円が射程圏内に入ってきた。●三越(2779)は日本橋・三井村の中核であり、会社側でも「M&Aされる側」との意識を持っている。底値は確認済みと見てよい。日証金(8511)などとともに注目していきたい。

◆日カーボン(5302)が500円に蓋(ふた)し、上値を押さえ込むような売り指値があったが、この日突破された。右肩上がりの上昇トレンドにある。2月26日高値520円突破から青空天井となる。ここから短期注目したい。●日水(1332)は世界の漁業資源獲得競争に挑戦する企業として、4ケタの目標株価は不思議ないであろう。PER割高感もそう強くない。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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