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2012/08/07

◆6日のNY市場で、ダウ平均は一時1万3187ドルまで上げた後、21ドル高の1万3117ドルで引けた。NYダウを「終値」ベースでみると、年初来高値は5月1日の1万3279ドルであり、6日の終値から162ドル高で到達できる、目と鼻の先の距離にある。そして、これをクリアすれば、リーマン・ショック後最安値となった09年3月5日の6594ドルを大底とした長期上昇相場が継続していることが確認される!昨秋こそ8月から12月にかけ200日線を割り込んだものの、今年は6月安値時に200日線を3日ばかり割り込んだのみで、200日線にサポートされてここまで切り返してきた。テクニカルは「GO!」をサインした!?

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◆一方、7日の東京株式市場では、日経平均株価が前日比77円高の8803円と続伸し、7月11日以来の8800円台引けとなった。欧州中央銀行(ECB)によるスペイン、イタリア国債購入計画に対し否定的だったドイツ・メルケル政権が一転、6日に支持を表明したことを受け、スペイン、イタリアの国債利回りが低下。欧州債務危機は後退するとの見方からリスク志向が回復した。加えて、米国企業の好調決算発表が続いていることが追い風となり、欧米株がそろって続伸。東京市場をはじめアジア株も買いが先行し、日経平均も次第高の展開となった。

◆ただ、日経平均はNYダウと違って、バブル時代の1989年大納会最高値3万8915円を大天井とした長期下落基調がなおも続いている・・。そして、NYダウに数日遅れの09年3月10日につけた7054円のバブル後終値最安値を基点とした新たな軌道を描いていた。しかし、10年4月高値1万13383円の後、11年2月18日の戻り高値1万842円、今年3月27日の同1万259円・・と上値が切り下がる「下落基調」から抜け切れてない・・。なのに、新発10年国債利回りは低下が続き、円は対ドル、ユーロで上昇・・。主要国はいずれの国も景気芳しからず、一段の金融緩和を催促する。米国株の強さが示唆するように、発表が続く米国企業業績は好調だ。が、政策当局のさじ加減ひとつで逆転するリスクをはらんでいる。一方、日本企業は?発表が続く企業決算や日経新聞など企業業績記事の多くは「無残のヤマ」。積極姿勢をとれという方が無理!?

◆小売・外食など当欄が注目してきた内需関連は月次売上高が今春以降曲がり角に差し掛かった感じ・・で注意を要する。なかで、好調組はスマホ関連、●協和エクシオ(1951)は4日続伸し、連日で年初来高値を更新した。先週末3日に発表した13年3月期第1四半期連結決算で経常利益が前年同期比4.6倍増の26.1億円と大幅増益で着地した。官公需型企業で利益面は第4四半期に偏ることが多いが、今期は第1四半期から飛び出した格好となった。下期にかけての利益の出方に期待した買いが流入した?SMBC日興が6日に投資判断「1(買い)」を継続し、目標株価を890円に引上げたことが後押しした?■ならば、スマホ広告市場急拡大を背景に、出来高薄のここから●インタスペス(2122)、●ファンコミ(2461)、●コメ兵(2780)などをぼちぼち拾っていくべきではないか。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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