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2011/08/04

◆近所のセミに異変!?最寄駅までの桜並木通りで、筆者は260本前後の桜の木を目にする。前夜も真夜中の帰宅となったが、脱皮して間もなくまだ薄青色のアブラゼミがじっと夜明けを待っているのに出くわした。今朝みた時は抜け殻だけがあった。変、というのは、昼前だというのに、セミの鳴き声が聞こえないこと。駅に近づき、大通り付近にある30数本の木でやっと少し鳴き声が聞けるだけだということ。そして、我が家の近くの桜並木からは聞こえてこない・・、こんな8月は初めてだ。土曜日には近くの等々力渓谷に出かけて、セミがどうなっているのか見てこよう。気温は駅周辺に比べ5度近く低く感じられて過ごしやすい。長袖長ズボンと防虫スプレーで蚊の攻撃から身を守り、やかましく鳴き合戦してセミたちを見てこよう。

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◆日経平均は前日比22円高の9659円と小幅ながら3日ぶりに反発したが、TOPIXはわずかに3日続落した。3日の欧州では18カ国の主要市場がそろって下落。英国株は4日続落しドイツは6日続落した。しかし、米国では7月ISM非製造業景況感指数が市場予想に反して低下したことから一時大幅安場面があったものの、その後、引けにかけ上げにげ転じ、NYダウは小幅に9日ぶりに反発。S&P500種指数も小幅に8日ぶりに反発した。この流れから、前日にかけ大幅に下げてきた東京市場でも買いが先行。4日付け日経新聞朝刊が「日立(6501)と重工(7011)が経営統合へ向け協議を始めることで基本合意した」と報じたことも後押しした(両社は否定したが)。加えて、政府・日銀による為替介入を警戒し様子見で始まった東京外為市場で、10時頃に「円売りドル買い」介入を実施したこともあって、日経平均は9時台央から10時半ころまでの1時間で150円強上昇して9700円台央を超えた。その後は、戻り待ちの売りなどに押されて上げ幅を縮小したが、小幅ながら上げを確保して1日を終えた。TOPIX業種別株価指数では値上がり率上位に金融関連と輸出関連の一角が目立ち、一方、値下り率トップが鉱業となるなど値下り上位にはNY原油先物が4日連続で急落したことが嫌気された素材・資源関連株が目立った。

◆しかし、米国では、景気指標が悪化したとの報告が止まらない。製造業・非製造業の景況感の悪化、消費支出関連統計に住宅関連の統計からいい数字が続いて出てこない・・。次のポイントは5日に発表される雇用統計だ。雇用と住宅関連統計が好転しなければ前に向かって進めないのが目下の米国であり、労働省発表の雇用統計が注目される。そして、週末5日のNYダウ、S%P500種指数の終値が6月安値に対しどのくらい余裕を持ったものになるか、それとも、下ぶれリスクの高まりを示唆する水準になってしまうかに注目したい。■当欄でここまで紹介してきた銘柄群はこの6〜7月相場で高値を付けた銘柄が大半であり、相場の流れが変化したときには、銘柄乗り換えの対象となる可能性が高い。大きく下放れても中長期線が下値をサポートできれば問題ない。が、26週線など中期線を割り込んだ場合は、業績・材料面の良さはあっても、次の展開までに時間が必要となる。サイバー(4751)、ナブテスコ(6268)など上値ボックスを突破出来なかった組はいったん「買い」をストップ。ウォッチングとしたい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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