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2012/10/16

◆日経平均は、前日比123円高の8701円と続伸した。8700円台回復は9日以来5日ぶりのことだ。15日の欧米株はそろって上昇した。ギリシャの財務相が債務不履行はおこらないと語ったことから同国の国債利回りが低下。ユーロが買われ対ドル、円で上昇した。もっとも、スペイン、ギリシャをはじめ政府高官の発言の軽さはとっくに市場はご存知だ。また、米国では、発表された10月NY連銀製造業景気指数は市場予想を下回ったものの、9月小売売上高が予想以上に伸びたことを重要視する力が勝り、NYダウは続急伸し、S&P500種指数は反発した。東京外為市場では、スペインが金融支援要請の準備をしているとの報道を受けユーロが対ドルで反発し円は急反落。市場に買い意欲が膨らんだ。ソフトバンク(9984)が8日ぶりに反発したことも後押しした。もっとも、孫社長の決断は我々の想像力をはるか超えた上でのこと。先行きのことは我々の想像の中に納まることはなさそうだ。売り買いは控えたい。

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◆8日に山中伸弥・京大教授がノーベル生理学・医学賞受賞が決定した後、9日からiPS細胞関連銘柄が一気に人気化した。iPS細胞作成受託を手掛けるタカラバイオ(4974)が4度ストップ高するなど急騰、5日終値417円がこの日は150円高の915円ストップ高引けで、なお、26万株強の買い注文を残した。権利落ち分修正で07年10月以来の高値引けだ。なお、ストップ高で26万株強の買い注文を残した。かつて、親会社の宝HLD(2531)が98年1月安値432円から2000年3月の3260円の上場来高値をつける大相場時に、大学でバイオを学んだ知友アナリストが、大学での焼酎ブームを背景に宝HLDに注目し、結局、バイオ関連のリード役として旗を振り始め、筆者たちも後追いした。しかし、その後、様々な、大学発のバイオベンチャーが株式を上場してきたが、期待は裏切られ、今も多くが巨額の開発研究費で赤字が先行。とんでもない株価になったのがごろごろある。で、当欄は動かなかった。しかし、久々にみた登録バイオ関連銘柄は大半が続急伸していた。もっとも、それらは今回の関連銘柄として取り上げるには不適当な銘柄が多そうだ。

◆もっとも、知友アナリストは現在、もっぱら、外食、食品・流通関連への取組みが続いている。そのひとつ、物語コーポ(3097)はこの日、10日に付けた年初来高値1677円に迫る場面があった。12日に発表した9月度全業態既存店売上高が8.8%増と好調だったことから見直し買いが続いたようだ。彼によれば、「8月度の11.1%増からは低下した。しかし、前年度を見ると、8月は5.0%減だったが、9月は0.9%増でありバーが高かった。むしろ勢いが増しているという捉え方も出来る」と14日付け記事で指摘した。9月直営既存店部門別売上高は焼肉13.2%増、ラーメン1.8%減、お好み焼きが5.4%増だった。第1四半期(7−9月)の直営全店売上高は前年同期比23.3%増だった。そして、「同社上期計画の売上高は15.4%増であり、第1四半期はその計画を大幅に上回った。上期営業利益計画は11.9%減だから、かなりの上ぶれ余地があろう」と指摘した。株価は、新規上場時の安値489円を大底に52週線沿いの上昇基調が続いている。が、上場来連続2ケタ増収増益ながら予想PERは9倍割れ!だ 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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