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2006/06/20

◆「米国発の世界同時株安は米国株が上げに転じることで始末された」 (本稿6月15日号)かのような先週14〜15日の米国株連続大幅高を見て、世界の株式市場は瞬間的にブル(強気)相場と化した。「あれほど消費者物価の上昇に臆病だった株式市場なぞ、どこか別の市場の話といった風に」米国株は大きく上昇した。「既に、6月だけでなく8月の利上げさえ株価は織り込み済み、などとのコメントさえ紹介されていた」(同)。しかし、ノー天気は2日しか持たなかった。誰かが仕掛けたかのように、楽観論が市場を支配したが、<金利上昇によるリスクを避けるため、世界の投機マネーが縮小に向かう前に収穫物を刈り取りに走った>だけだったのかもしれない。それとも、再び弱気に傾き始めたアメリカ頼りの世界の市場をあざ笑うかのように、明日から米国株急騰?■東京市場は連日で売買代金、出来高とも今年裁定水準を記録している。

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◆本欄は、5月17日付けで、「やはり、(15日付け本欄も指摘した)5月17日だったか!東京市場が目先、底を入れたのは」と記したが間違った。そして、平均株価が1万5000円台を割り込んだ6月8日にもまた「きょうは下げ幅の深さ、出来高などボリューム面での膨らみからきょうがセイリングクライマックスとなったのではないか!」と指摘した(そして、多くの意見が8日に底を入れたとみた)。しかし、終値では13日が、ザラ場では14日がここまでの中期第2波動終了後の最安値。「調整相場」での値幅調整完了とみてきたが、「未だ日柄、値幅調整相場とも続いている」とみた方がさそうだ。石油、貴金属、非鉄、穀物市場などにひところほどの力強さはない。■平均株価は終日、前日を下回ったまま推移したが、東京市場だけがそうだったわけではない。アジアでは世界の動きとは無縁の中国のほか2国が上げたほかは、12国・1地域が下げた。香港、インドなど多くが終日、前日終値を割り込んだまま推移した。続く、欧州市場も朝の安値こそ上回っているものの、19日終値を割り込んだままだ。いわれていることは同じだ、<米国はインフレ(利上げ続行)と景気後退が同時にやってくる懸念が高まっている>、今・来期企業業績予想も4月の平均株価高値時に描いていた数字に届かない。もっとも、北朝鮮の挑発的な姿勢は変らないし、イランの核問題が解決されたわけではなく、国際紛争リスクはいつだって続いている。

◆弱気相場にはリズミカルな動きはない。TOPIX33業種中、医薬品、食品、保険のディフェンシブセクターの3業種のみが高いだけの相場だった。ここから市場体温計としてソフトバンク(9984)に再注目する。まだ、信号は赤のまま。長期下降トレンドが続いている。様子見を開始する。●島津製(7701)は先週末800円台に乗せてきた。業績が順調な高技術株としてここから買い場を探したい。●ツムラ(4540)や株式売り出し発表で下げた岡谷鋼機(7485・名)など中期買い銘柄の買いタイミングを探りたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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