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2008/08/25

◆みずほFG(8411)が3日ぶりに急反発し、三菱UFJFG(8306)、三井住友FG(8316)は5日ぶりに反発するなど銀行株が久々に人気化、日経平均株価平均株価は大幅反発した。韓国産業銀による米証券大手リーマンの買収観測報道から企業買収の動きが活発化するとの思惑がひろがったこと、そして、NY原油が6ドル強の大幅下げとなり1バレル=110ドル台に戻したことが買いを呼び込み、22日の欧米株式市場は揃って急反騰となったことが、東京市場でも買い戻しや押し目買いを誘ったもの。日経平均株価は1万3000円にあと50円強に迫る場面もあった。

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◆ただ、韓国銀のリーマン買収の件は、韓国政府からリスクの大きさを懸念する声が上がり、NY原油は直近安値圏での前日急騰分の反動高との見方であり、反発基調入りかははっきりしないことから、東京市場第1部の出来高は1.31億株、売買代金1.38兆円にとどまり、半日取引の大発会、大納会を除き05年8月29日以来3年ぶりの低水準にとどまった。当時は小泉政権下、郵政解散期であり、景気は踊り場を抜け出し、構造改革期待から株式市場は堅調展開が続いていた頃だ。が、今は、福田政権への期待感は後退、景気は後退局面・・と様変わり、先行き不安感がたかまりつつある。

◆しかも、米地銀の破たん、AIGの赤字観測があり、かつ、25日、NY原油は、ロシア議会がグルジアからの分離・独立を目指すグルジア2自治州南オセチアとアブハジア独立を承認したことから、急反騰。欧米株式市場とも急反落した。引き続き、模様眺め気分の強い展開が続きそうだ。原油安はロシア経済のアキレス腱、弱腰の欧州諸国を尻目に近隣の旧ロシア各国を恫喝しかつ戦争行為を仕掛けることで、原油価格下支えの暴挙なぞ当たり前でやる国。カラフト油田開発でいちゃもんをつけ権利をつぎつぎ奪い取っていった絵と同じ構図。しかも、戦闘行為付きとあって、世界は震撼!また、今週、米国で発表される住宅関連指標への懸念も強い。

◆国際帝石HD(1605)や三菱商(8058)などの商社株は日替わりの上げ下げを続けよう。が、腰の入ったものではないことは、チャートが上向きになっていないことでよく分かる。金融関連株もまた国内事情とは無縁の波動なき展開が続きそうだ。■無難なのは、ディフェンシブストックである医薬品関連株。25日、●塩野義(4507)が2470円まで買い進まれ年初来最高値を更新、01年7月以来の高値をつけた。アフリカなど世界で拡大が続くエイズ治療薬開発への期待感が株価を押し上げており、薬品株全般の株価が上昇する牽引役として注目したい。同社は京都の感染症研究所から研究者を相次ぎ招いてから相当な時間が経過しており、ようやく、花開いた?チャートはまず、01年5月の上場来高値2890円を目指す格好となっており、その後は、新薬開発状況や需給動向などを横目に相場を形成していくと思われる。●しかも、23日付け日経新聞朝刊は、「日本の製薬会社が生物工学を使った最先端のバイオ医療技術を相次ぎ実用化する」と報じ武田薬(4502)、ロート製薬(4527・大)が好人気化、J・TEC(7774・ジャス)がストップ高となった。■当欄注目のツムラ(4540)や、上場来高値圏の久光薬(4530)にも人気化を期待。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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