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2010/01/12

◆3連休後の東京株式市場で、日経平均は前週末比80円高の1万879円続伸し連日で昨年来高値を更新した。日経平均の1万800円台回復は2008年10月3日以来のこと。一時1万905円まで付け、取引時間中の高値も連日で更新した。11日の米国株堅調だったうえ、中国の景気好調持続に加え、インド、ブラジルなど新興国の景気好調指標発表が相次だ。そして、景気敏感株として鉄鋼、海運、輸出関連株が好人気となり、中国・アジア市場の拡大を背景にディフェンシブストックまで幅広く買いが膨らんだ。■前週末8日発表の米雇用統計は雇用者数が予想を裏切り減少した。が、10日発表の中国12月貿易統計では輸出が2ケタ増でプラスに転じた上、輸入も大幅に増加した。これを受け、11日の米国市場で、世界景気回復への期待感が広がり、ドルは急落も、株式、商品先物が堅調に推移した。■日本航空(JAL)(9205)株については、連休中に上場廃止観測が流れ、朝方から売り注文が膨らみ、寄り付かないまま大引で30円安の37円ストップ安比例配分となり、あと、ストップ安気配で4867万5000株の売り注文を残した。ただ、市場全般の足を引っ張る形とはならなかったのは救い。

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◆日製鋼(5631)が一時1280円まで上昇し昨年8月高値にあと6円と迫る場面があった。同時に、週足ベースの一目均衡表の「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限を突破した。08年9月第2週に割り込んで以来1年4カ月ぶりに「雲」の上限を上抜いてきたことは、かねて、指摘してきた08年10月安値をボトムとし、09年1月高値をトップとした「長期三角保ち合い」上放れに向け大きく前進したと見てよい。また、長い尻尾を上に振り上げた格好となっている日足、週足はきょう一時あと6円と迫った昨年8月戻り高値突破から、6月高値1305円更新、そして、1月9日の昨年来高値1376円挑戦が期待される。●日製鋼同様に当欄注目の東芝(6502)も昨年2月安値204円を大底とした13週移動平均線、26週線沿いの上昇基調が続いており、週足ベース一目均衡表「雲」上限を上抜いてきた。上回ったのは07年12月第1週以来のことで、今週で3週連続となる。同社株には半導体事業の好転は大いなる追い風となる。そして、原子力事業が中期買いを誘う。

◆さて、何度か、中国・アジア関連株を紹介してきた検体検査機器大手のシスメックス (6869)が、きょうほぼ1カ月ぶりに5100円台を回復した。中国・アジア関連株人気を背景に、またまたピックアップ!今10年3月期連結売上高予想の10%程度を中国向けが占める見通しのほか、アジア向けも伸張見通しだ。新興各国の健康増進に向けた取り組が強化されつつある。株価は、昨年12月に5280円まで付けたことで、残す上値関門は06年6月の5300円、同2月の株式分割落ち後最高値5420円を残すのみとなった。08年10月の落ち後最安値2355円を基点とした上昇トレンドが続いている。高値後4週の調整を挟んで出直ってきたここから、再度、注目。目の前にある高値奪取から一段上の相場を目指すと期待する。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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