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2012/02/08

◆7日、NYダウが08年5月以来の高値を付け、欧州では英独株が続落もフランスや高債務国の株は反発した。欧州連合(EU)の第2次金融支援の前提条件となる「新財政緊縮案」でギリシャ与党の合意が近いとの見方が広がったことが背景だ。ギリシャ債務問題は早々に世界マーケットで話題とならない状況になってもらいたいものだが、デフォルト(債務不履行)か、と思わせて国民に犠牲を求める格好となった。まだまだ、ギリシャ国内では先行きがよく見えない状況が続く。

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◆東京外為市場でも、円は対ユーロで3日続落し、対ドルでも4日続落した。NYダウの3年8カ月ぶり高値はアジア市場でも買いを誘った。電気大手の厳しい業績予想から大きく叩かれた輸出関連株も、世界的な景気敏感株を物色するなか、前日のトヨタ(7203)の派手ではない増額修正によりトヨタ株は急騰。円安も後押しし、昨年8月8日以来の3000円台回復を果たした。しかも、一気に長期相場を占う52週移動平均線クリアだ!もっとも、07年2月に付けた過去最高値8350円を大天井とした長期下落基調が、ここから、長期上昇基調に転じるのはテクニカル面はともかく、同社の置かれている環境面の厳しさからみて簡単ではない。この日、超長期線の24カ月線をわずかに上抜いたが、昨年まで2年連続で24カ月線を上抜いた後の相場は短期で終った。国内景気に中期的な期待感が乏しいなかでは、米国景気が順調でも、欧州景気も上向かねば、トヨタはボックス相場にとどまりそうだ。

◆当欄では、決算発表後の株価の見方がうまくいっていない。内需関連を主体としていることがあるが、前号で取り上げた東レ(3402)は急反落した。200日線や52週線攻防がどちらに振れていくかがポイントとなる。しかし、減額修正とはいえ10%の経常増益見通しである。株価は、昨年3月大震災前後の高値643円(3月4日)、安値444円(同15日)を天底とした「三角保ち合い」を形成している。この日朝方に591円と昨年8月以来の高値を付けたのでいける!と思ったのが「落とし穴」?570円割れもあったが、一喜一憂しないでウォッチングしよう。

◆あすはマクドナルド(2702)の決算発表日。米マクドナルドは好調だったが、日経電子版では「マクドナルドが小動き、決算次第で下げ圧力も」と気になるタイトル。「既存店売上高の好調を受けて株価が強含む場面があっただけに、業績の内容が市場予想の範囲内であれば、売り圧力が強まる可能性があるという」と記した。もっとも、「12月高値、春先安値」のは配当権利取りの動きとしてよくみられるパターン。気になるのは、07年以降、2100円台が頑強な上値ネックラインとなっていることだ。昨年は3月初めに52週線で下げ止まり、下値が切り上がり始めたところで大震災があった。一気に1700円割れをみて、次ぎの週にかけ一気に戻してきた。今回も急落があれば、突っ込み狙いで対応したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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