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2005/11/18

◆平均株価は211円高の1万4623円と3日続伸、3日連続で年初来高値を更新し小泉政権発足以降の高値(首相が初めて所信表明演説をした2001年5月7日の1万4529円)を一気に更新した。本欄はこれまで何度か、1万4000円台には3つの戻りポイントとなる株価があるといってきた。が、きのう、橋本大蔵大臣時代の92年8月18日安値1万4309円を上抜き、きょうは、95年7月3日の1万4485円と小泉所信表明演説当日の高値を突破した。前日の米国市場で、NYダウが8カ月ぶり高値を、ナスダック総合指数が2001年6月7日以来の高値を付けたことも、海外勢の日本株買いを誘ったであろう。が、<今期、来季の企業業績の拡大や日本経済のデフレからの脱却だけで海外勢は買っているのではない。5年先以降の日本のグランドデザインを描くことができるのか、そのための「構造改革」が着実に進んでいるのかが最大のポイント>だと見るべきであろう。■本欄は、「2月のゴールデンクロスで相場の先高の信号をキャッチし、5月安値で4月安値に対する2番底を打ったから、強気で買い」だとした。そして、03年4月のバブル後安値7607円から33カ月目の12月前後は相場の潮目が変化する時なのだから、「買いではなく売り」だとの認識を示していた。■しかし、現在の相場は、<小泉「構造改革」が着実に前進しているか、障害物があるならそれを乗り越え、再び改革の線路を走り続けることができるか>ポイントとなっている。「構造改革なければ、景気回復はない」といって飛び出した小泉首相の勢いだけで平均株価は所信表明演説当日に高値を付けたが、その後、「道路公団民営化」をはじめ改革はことごとく中途半端に終り、期待が剥落した。そして93年には株価も景気も先が見えなくなった。それでも、民間企業のリストラは続き設備投資増に支えられ着実に景気・企業業績、株価は浮上してきた。本欄は、小泉改革を中心に据えて相場を見直し、この相場の<本当の出発点は8月8日の郵政民営化法案参院否決、衆院解散決定の日>であり、<総選挙の結果が判明した9月11日、そして、内閣改造の10月31日>が重要な日とする。増税によるだけでなく国債発行枠にタガをはめ、そして公務員改革などから財政改革を進めようとする動き大きなうねりになるなら、新年相場への期待は十分持てる。この3カ月で大幅高しており高値警戒感は強いが、<相場の意味付けが全く変ってしまった>のだから、旧来と同じ感覚で心配しても何の意味もない、のかも知れない。

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◆きょうもトヨタ(7203)は上場来高値を更新した。デンソー(6902)以下が追跡する。アナリストの「自動車株の妥当PERは11〜15倍」なんて馬鹿な考えを吹き飛ばす相場は本番を迎える。■予想通りNY金が約18年ぶり高値を付けた。住友鉱(5713)は9月高値後の調整を終え、上値を取りに入った。これも追撃買い!◎本欄初登場は豊洲開発の石川島(7013)。月足3本陽線で買いにくいがここから買い場を探したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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