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2011/09/15

◆15日、東日本大震災直後の大暴落日からちょうど半年の節目の日であり、米リーマン・ブラザーズが経営破たんから3年目を迎えたこの日、東京株式市場は久しぶりにほっとした顔があった。日経平均は前日比150円高の8668円と急反発した。14日にギリシャ首相とドイツ首相、フランス大統領の電話会談があり、会談後、「ギリシャはユーロ圏内にとどまると確信」しているとのコメントが発表され、欧米株式市場は買い戻しなどからそろって続騰。東京市場もここまで大きく下げてきた輸出関連を中心に買い戻しなどが流入して上げを主導し、金融、資源関連など幅広く買われた。ただ、9時台後半に日経平均は8700円に迫ったものの、その後は上値が重く、8600円台半ばでのもみ合いに終始した。ギリシャのパパンドレウ首相は14日に国際救済策の条件である財政赤字削減目標を達成するとの決意を表明した。しかし、言葉だけで終るのか、万難を排して実現に至る!?すんなりとゴールに到達するかどうかは、ワカラナイ!■ただ、過剰流動性を背景とした欧米を中心とした投資家が自分に都合のいいように解釈して投資をしていく「いいとこ取り」相場をやるには、NYダウがまず、9月の月替わり頃に付けた直近高値1万1712ドル前後や1万1850ドル弱にある50週線をクリアする必要がある。頭が痛いのは米国景気への減速懸念が強いこと。そして、東京市場にとっては、売買シェアの3分の2以上を占める外国人投資家が、本国の相場に沿った形で動いていること。

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◆サイバー(4751)が9月に入り急失速。200日線、52週線と中長期相場をうかがう指標を割り込んだ後、一気に長期線からのマイナス幅を拡大した。3〜7月にかけ5カ月間に及ぶ、30万円前後の上値関門突破チャレンジに失敗。7月後半から始まった欧州債務危機・世界景気減速懸念を背景とした世界株式市場の大幅続落も重なり、09年2月安値3.65万円を大底とした中勢2段上げを終え、調整に入ったところだ。底入れ感がどういうかたちで出てくるかは不明だが、相当な時間が必要か?後は、調整一巡感が出てくる時を待ち、かつ、チャートが好転し始める時を待つか・・。現在大きく目減りしたとはいえ時価総額1320億円強で東証マザーズ市場2位が動きだすには、市場エネルギーが豊富であることが不可欠。●また、マクドナルド(2702)も5月末高値をトップとした上値が切り下がる相場が続いている。8月最終週からは26週、52週線を割り込んだまま、マイナスかい離がゆっくりだが拡大中だ。3月震災後の大暴落時を除けば乱高下する場面はないが、ウォッチングを継続しよう。●一方、ウェザニュズ(4825)は昨年9月に上昇基調入りした後は、6週、13週線沿い(節目では26週線や52週線)の上昇基調を継続中だ。15日付け日経新聞朝刊が、「北極海の海氷を観測する超小型衛星を12年9月に打ち上げる。北極海航路のデータを集め、国内外の船舶に安全な航路を示す」と報じたことから、先行き業容拡大を期待した買いが広がった。同社は民間気象情報サービスで世界最大手であり、海運会社向けは携帯有料会員情報とともに稼ぎ頭。夏場とはいえ北極海に新たな航路を開くには天気・海氷情報は不可欠。経常利益は2ケタ成長が続くが、今5月期予想PERは15倍ぽっきり・・。中期成長余地大とみて、13週線接近場面から打診買いしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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