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2005/07/27

◆台風一過、気温はどんどん上がりうだるような暑さの1日だった。昔、我々は、「夏の台風は北上しても、日本の南に張り出している太平洋高気圧が強力なので、西のほうへ迂回していく」と教えられたが、きのうは「(7月なのに)台風7号が関東をかすめて北上した」。「今年は太平洋高気圧が弱いために東海から関東地方にストレートに上陸しやすくなっている」そうだ。この先が思いやられる。「太平洋高気圧さん、しっかりがんばってガードしてよ」、といいたくなる。が、よく考えれば、そうなると迂回された西の地方はたまらない。「雨は全国に行きわたったから、今年はもういいよ。来年ね!」というべきか・・。

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◆東京市場は、弱そうで強い、決して上向くことをあきらめない夏相場が続いている。平均株価は1万1800円台で終ってきた。米国ハイテク企業の業績好調や原油の頑強さによる資源関連株物色の動きが重なっている上、円安反転で自動車株など輸出株が買われ、国内設備投資増を背景に工作機械など機械株が好人気だ。蚊帳の外にあったみずほFG(8411)など大手銀行株も急反発!結果、TOPIX33業種は全て上昇した。アジア株では台湾が利益確定売りに押されているが、インドNIFTY指数、香港ハンセン指数、韓国総合株価指数が52週間の最高値を更新中で、中国上海総合指数も7月上旬の4ケタ割れ目前から戻り相場が続く。東京市場高のもうひとつの理由はアジア経済の好調を背景としたアジア株高ともいえる(本欄7月15日号の平均株価の強気の見方を参照)。

◆携帯電話関連などネット関連株を初めとするハイテク世界はまだまだ発展途上にあり、面白い起業家や企業は多い。◎本欄注目のインデックス(4835・ジャス)は1カ月半で株価5割高となった後、買い場探しの動きとなっている。◎そして、同社の技術を支えるコネクト(3736)も買い場を提供している。◎YOZAN(6830・マザ)は相次ぐ提携発表で新事業立ち上げの準備を進める。■1部市場の本欄注目株では、◎きのう紹介の三菱製鋼(5632)が携帯電話のヒンジ生産能力増強に伴う業績拡大期待を背景に急騰、ほぼ8年ぶりに300円台を回復。◎田村大興(6675)は大和がIP電話関連株として注目としたことから4ケタ挑戦を開始。◎FA関連で注目の安川電(6505)が2年ぶりに700円を回復。追撃買いしたい。◎ツムラ(4540)はCSFB証券が新規「強気」でのカバレッジ開始を材料視し人気化、上昇ピッチを加速させる!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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