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2006/10/02

◆下半期入り初日のこの日、株式市場は上々の滑り出しとなった。日経平均はまだ、8月17日以来の1万6000円を挟み、上下450円ずつのあわせて900円幅の狭いレンジの中にある。しかしながら、中期上昇波を確実視させるような好チャートを描いているともいえる。本欄では、今朝寄り付き前に発表された9月調査の日銀「短観」は、前週末本欄も伝えた、「大企業製造業のDIは横ばいと見られる。相場をもう一段上に活かすには新たな材料が欲しいところだ」との市場予想を上回る「足元好調」を確認させるものだった。これがまず、きょうの相場上昇の第1要因。そして、2は、118円台に進んだ円安ドル高、3は、安倍首相が首相就任まもなく時をおかずに8日の中国訪問を決定し、韓国への訪問を予定していると伝えられたこと。こちらは、「靖国参拝はしないとの確約は絶対にできない」などと曖昧な部分が残っているのは問題だが、まずは、中国のメンツはつぶさないということか。また、「短観」は「足元好調」だが、12月見通しが悪化していることには注意が必要。TOPIX33業種中で上げたのは29業種。米国市場で、NYダウが上場来高値に片足突っ込んでいることも、買いを誘っている。

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◆新日鉄(5401)は本欄下値目標値にほぼ近い26日の462円から反転上昇。本欄では先に日柄調整が欲しいと指摘したが、きょうは494円まで回復した。引き続き市場体温計として、いつ9月6日の年初来高値513円を更新するか、その時、日経平均はいくらになっているか、注目したいものだ。

◆前週火曜日の買い注目株・パシフィック・マネ(8902)は順風に乗り5月10日以来の30万円台を回復した。が、依然、PER18倍台には割安感が広がる。●一方、売り推奨の日揮(1963)は大幅上昇の波にもっていかれたが、ロスカット価格2070円は超えにくいと見ている。●今日、注目株としたのは、直近で上げたため押し目買いとしたのが、中古車販売大手のガリバー(7599)。第1四半期業績の苦戦でイメージ悪化も、今3月期収益最高更新見通しにある。日足一目均衡表で「雲」の上限を前週末に突破、上値を探る動きがつづいている。●もうひとつが明乳(2261)。ヨーグルトに制がん効果を確認と28日の「がん学会」で披露された。今3月期経常利益は連続過去最高更新へ。株価は上値ネックラインを突破した好需給銘柄。月足は格好よくなっており、ここからの利益確定売りに買い向かいたい。

◆デンソー(6902)が52週移動平均線に下支えられ巻き返しの動きを見せてくれそうだ。13週、26週、52週線が4000円どころで収斂(しゅうれん)しており、ここから、4月の上場来高値突破に続く展開を期待したい。●また、ホンダ系の出遅れ物色の動きが見られた。ならば、中国・インド事業が好調なエイチワン(5989・ジャス)の年内2000円突破が期待できそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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