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2015/10/23

◆日経平均株価は前日比389円(2.1%)高の1万8825円と急反発した。8月31日以来の高値水準となり、8月23日以来の1万9000円台回復が見えてきた。前日にドラギ欧州中央銀行総裁が理事会後の会見で12月に行われる次回の理事会で追加緩和を決める可能性を示唆したことから欧州株は続伸し、NYダウは3日ぶりに反発。円は対ユーロで続伸となったものの、対ドルでは反落スタートとなったことから、朝方から買いが先行した。ただ、日銀が金融緩和に動くのはいつか?気配が見えにくいことから、もうひとつ勢いが付かず、出来高は前日比2億8544万株増の21億2785億円にとどまった。

 ただ、売買代金は2兆5642億円と9日以来の水準2.5兆円超えとなった。1万9000円台相場回復、持続には出来高、売買代金とももう一段膨らむ状況が必要か?なお、業種別株価指数は2日ぶりに全33業種がそろって上昇した。前週は1日32業種が下げ、31、32業種が上昇と上か下か明暗がはっきりするというか、一方に傾く格好だが、今日現在、1万9166円にある長期相場を示唆する200日移動平均線を終値でクリアするまでは、強弱感が綱引きする展開か?

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◆そんななか、筆者こだわり銘柄の東急(9005)が反発し、978円と8月高値を更新。2007年3月以来の1000円台回復にむけた中・長期移動平均線沿いの上昇基調をたどっていることから、同年2月高値1023円超えとなれば、93年高値1040円のクリア、そして、1989年11月の最高値3060円もありやの長期相場に至る道が始まる?といっても、2027年度の渋谷街区全体開業まではまだまだ遠い。

 今年度は二子玉川再開発事業をやり遂げ、17年度は渋谷宮下町計画を開業、18年度は渋谷駅南街区開業、19年度は相鉄・東急直通線開業並びに渋谷駅街区・東棟開業。そして、渋谷街区全体開業は2027年度・・。足元株価動向で揺らぐのとは大違いの東急の前進運動ぶりに引き続き、期待し注目していきたい。まずは、4ケタ乗せ、その後、4ケタ定着に向けての攻防戦となるか?4ケタ切符をもらう前に、買っておきたい。

◆大成建設(1801)が続落した。13日に835円の戻り高値を付けた後は、業界全体にマンションが傾斜した問題による逆風が吹いているとあって、同社株など大手建設株も買いづらくなっているようだ。となれば、ここから、偽装建設物件が判明しても、これから着手する物件は、逆に、良しとなると考え、10月安値は736円、8月安値は720円であり、26週、52週の中長期移動平均線沿いの上昇基調を厳しく割り込まなければ、「買い」で向いたい。なお、同社はこの日、14時に15年4〜9月期の連結営業利益を上方修正した。建築事業の採算改善から営業利益を220億円から443億円(前年同期比2.3倍)に引き上げたもの。発表直後にいったん買われたものの、その後、下げに転じた。たしかに、旭化成建材によるマンション施工不良問題で建設業界が揺れるている。いいニュースが出ても売られやすくなっているが、移動平均線を見つめて臨めば、いざとなれば、売ることもできる。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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