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2010/07/26

◆7月第4週初めの東京株式市場で、日経平均は前週末比72円高の9503円と続伸し、TOPIXも続伸した。23日の欧州銀行91行を対象としたストレステスト(健全性審査)の結果開示はほぼ事前に予想された線を超えるものではなかった。不合格とされたのは下位行のごく一部であり、欧州中央銀行からは表向き陽気なコメントが出された。審査基準の甘さが指摘されたが、不透明感は残るもののともかく、ショーは終った。ただ、ユーロが対円を除く大半の通貨に対し下落したのは、ユーロの先行きを警戒してのことであろう。マグマ溜まりがいつまでおとなしくしていると期待するのはいかがか?■とはいえ、内需による経済成長が期待できない状況が続く日本が、頼れるのは、米国景気伸長と中国を中心としたアジア新興国の経済成長しかない?前週末23日の米国株は引き続き企業の好決算発表、そして、企業買収や自社株買いの発表などが手掛かりとなった。ただ、企業業績好調だけを基準として株価水準を引き上げていくには限界があろう。背景となる景気が好転に向かっているのか後退しているのかを見誤り、足元の業績の良さを追って、買っていくとなると、はしごを外されて泣くのは、後追いの日本市場ばかりとなりかねない・・。■この日の東京外為市場で、円は対ドルでもみ合い、対ユーロでは一時1ユーロ=113円台をつけるなど1円強続落した。つれて、輸出関連セクターは続伸し概ね戻り基調を継続した。米国市場では素材・資源株は、NY原油先物が反落しNY金先物もユーロ安・ドル高を映し4日ぶりに下げた。しかし、この日の東京株式市場では直近までの弱気相場の反動高場面となっており、買い戻しや突っ込み狙いの買いが先行した。また、東アジア株高も追い風となった。しかし、日経平均の新たな上昇基調入りには、まず、7月の戻り高値9807円をクリアする必要がある。そうすれば、7月6日安値9091円を一番底、22日の9176円を二番底とした上昇相場のひとつ目のヤマを超えることになる。その後、一服しても良い。そして、22日二番底を割ることなく、6月の戻り高値1万251円をクリアした時、次の荒野への挑戦が始まることになる。

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◆決算発表が本格化するなか、発表された4−6月期(1Q)が予想を上回る好決算で、通期予想を増額修正した企業がその日の人気株となる。この日、ストップ高した鬼ゴム(5196)は1Q、通期業績予想とも大幅に増額修正したことが短期資金の買いを誘った。一方、当欄注目の日電産(6594)は高寄りしたものの反落で終った。前週末発表の4−6月連結決算は大幅増収倍増超の増益だったが、上期予想及び通期予想を据え置いたことが失望売りを誘った。4月相場でほぼ4年ぶりに1万円大台に乗せており、目標達成感が残っていることも足を引っ張った?あとは、7月安値7120円を割り込まないようにと祈るしかない・・。といっても、ここから鬼ゴムでもないだろう(しかし、思惑人気の銘柄だけに、一本杉化する可能性は否定できない・・)。先が読みずらくなっているここは、いま少し様子見が賢明であろう。がん治療法開発のテラ(2191)やまるで不人気も業績回復基調にある医学生物(4557)のウォッチングを続けるべきか・・?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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