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2011/10/27

◆日経平均は前日比178円高の8926円と3日ぶりに大幅反発し、9月2日以来ほぼ2カ月ぶりに8900円台を回復した。ここまで固唾を呑んで見守ってきた欧州連合(EU)首脳会議は26日に、債務危機封じ込めを図る包括策で合意、欧州銀行の大幅な資本増強も決定したと発表して終了。独仏トップを中心に各国首脳の面目はつぶれずに終えることが出来た。もっとも、ギリシャ支援のための民間融資や欧州安定化基金(EFSF)の規模拡大では調整が続いていると伝わったものの、まずは、欧州不安が後退したとの安堵感が先行。26日の米国市場では欧州のニュースが午後に伝わり、前の日に207ドル失ったNYダウがその下げ幅の8割弱を埋めたことも追い風となった。まず、金融関連株が物色され、円が4日ぶりに小反落したことを受け輸出関連など景気敏感株に買いが広がった。10時過ぎにいったん下げに転じる場面があったものの、その後は、活況裏に上げ幅を拡大する展開となった。問題は、欧州債務危機が去ったわけではないこと。ただ、ここまで身をかがめて見守ってきた分、短期的な上値挑戦はが期待できようが。上昇基調に転じには、NYダウが長期線をクリアし、8月の壁を登り切ることができるほど状況が変わったことが不可欠か。

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◆TOPIX業種別株価指数では、欧州懸念の後退から銀行や値上がり率トップとなった証券・商品先物など金融関連が値上がり率上位に並び、資源・エネルギー関連、そして、輸出関連が続いた。一方、値下がり率1位は電力、東電(9501)の純損失が5800億円になるとの報道に反応し下げたことが主因。水産・農林業が下げたほか内需関連は値上がり率下位グループの大半を占めた。出来高は18.5億株と4日連続かつ大幅に増加し16日ぶりの高水準となった。売買代金も14日以来9日ぶりに1兆円台を回復した。このエネルギーが継続できるかどうかは、NY株次第?■前日記したファナック(6954)は大幅続伸。「中国の金融引き締め是正期入りを想定すれば、200日線、52週線突破のここから、突っ込み場面は拾える」としたが、一歩前進だ。関連銘柄として連日記しているナブテスコ(6268)もこの日26週線をクリア、1807円にある52週線も目前だ。また、ハーモニック(6324)も出来高薄はリスクだが、急伸して75日線を突破してきた。4日に1252円の株式分割落ち後安値1252円から這い出し、1800円処にある200日線クリア後に期待し、ウォッチングを継続。●筆者のかねてからの注目株だと記してきたホトニクス(6965)は7月高値から失速も9月安値は今年3月に続き52週線を割り込んだ水準だ。7月相場まで下支えしてきた26週線へのプラスかい離を回復するには3250円が欲しい。52週線が下から迫っているここはなお「買い」場をさがしつつウォッチングを続けたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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