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2005/04/28

◆週が明ければ名実ともに5月相場いり。しかし、来週は中3日休みを挟む2日の取引で終り。この2日間休暇をとれば、今夜出発、8日日曜日帰りの10泊11日旅行が可能だ。が、筆者は、中旬締め切りの原稿の山を前に、連日の原稿書きの連休となる。アー・・!■さて、今週は方向感の乏しいままチョン。結局、4月の平均株価月足は580円幅の陰線足となり、年初来高値を付けた3月に続く陰線で終った。一時、超長期移動平均線である24カ月線を下回る危険な場面があったが、なんとか月末終値は1万1000円台に乗せ、プラスカイ離を維持した。しかし、5月の挽回がなければ6月以降のテクニカルは厳しい格好となる。とはいえ、こんな時はあせる必要はない。基本に戻ればいい、株価を決める3大要素は価値(1株利益や企業の成長)、需給(信用取組、売買勢力図)、人気(時代を象徴するテーマなど)だと。幸い決算発表の真っ最中だ。ネットで会社側の決算発表資料を取り出し、会社側の今期予想は期待値が入っているのか、妥当か、あるいは慎重すぎるのではないかとチェックするか、マスコミ報道やアナリストのレポートと比較しよう。

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◆決算発表明けのソニー(6758)は前日の反動安。アナリストの多くは今3月期予想に関し否定的な見方だが、新経営陣が本格的に動きだすのは6月下旬の株主総会後。新たな経営計画はその後の発表になるが、先にも書いたとおり「ソニーらしい香りのする商品開発」が何よりも、企業復活ののろしとなる。足元数字が弱くなるのは問題にせず、中期買いしたい。◎もうひとつの市場体温計候補の三菱東京FG(8306)の週足は、年明け第1週に高値を付けた後は下降トレンドで、月足は4カ月連続陰線となっり、85万7000円処にある24カ月線の影がちらつき始めた。■本欄推奨のバイオ・ベンチャー・そーせい(4565・マザ)がストップ高。今期経常黒字転換もあるとの会社予想に人気化した。きのうの年初来安値からの急発進である。強気継続。◎ならば、既に増益路線を走り、4月は4週連続陽線となり、上昇基調入りを鮮明化させている総合医研(2385・マザ)も強気買いしたい。◎片倉(3001)、日写真(7915)、田村大興(6675)は揃って高値圏で終了。放れた方に付きたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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