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2007/03/12

◆先週7日(水)から9日(金)までシドニーからやってきた姪っ子とともに家族旅行した。例年なら今の季節、ノーマルタイヤの車で行くことなど適わぬ草津温泉行が、暖冬と運の良さに守られ無事に行って来た。近頃はスキーを兼ねた志賀高原旅行が中心だったが、今回は日ごろの睡眠不足を補い、10数年ぶりの草津でのんびり休養してきた。夕方4時頃には奈良屋の軒先の水は凍り始め、朝方にはマイナス8度Cを記録。時々、積もるのではないかと思わせる雪が舞う。10数年ぶりのホテル望雲の露天風呂は建て替えられてはいたものの、以前と同じたたずまいで迎えてくれた。40度Cから46度Cまで温度の違った大滝乃湯の合わせ湯ではぬるめの湯から熱い湯へと全部入っていき湯を堪能。よく食べ、よく寝、よく湯に入ってきた。■その分、今週は大変!?

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◆12日、東証1部値上がり銘柄数は1295にのぼり、5日続伸銘柄が結構あった。日経平均は3日続伸した。アジア市場の星取り表は17市場で14勝3敗、世界同時株安の引き金となった上海総合指数は17ポイント上昇し2954まで回復。3000台回復が射程圏に入った。■あすは、この日、東証は不正会計問題で上場廃止の可能性が高いとされていた日興コーディア(8603)の株式上場維持を発表した。明日は大量の買いを集めそうだが、にんまりとしているのは安値を拾い揺さぶりをかけていた海外ファンド連だ。また、全般買い先行の展開となりそうだ。

◆月曜銘柄は、先に三菱系の企業再生関連銘柄として注目した兼松(8020)と東レ(3402)だ。●東レはきょう20年ぶり発行の転換社債払い込みが終了。来年就航予定のボーイング社次期旅客機787向けなど炭素繊維の本格需要期に向け生産能力増強が続く。今後は、自動車向け炭素繊維への期待感が後押ししてくれそうだ。足元テクニカル面、信用需給面は上値が重いことを示唆している。が、昨年5月の上場来高値1128円から28%も下落している。炭素繊維が牽引しての来期以降の業績拡大を買う相場に期待したい。●一方、兼松は、2月27日の年初来高値285円に顔合わせし、次のターゲットである05年12月の299円突破から一段上を目指す構え。

◆よみうりランド(9671)が一時45円高の866円まで買われ昨年4月19日以来の高値となった。変形W底形成から一段上の相場形成に入ってきたか。公示地価発表前に含み株を買う動きが広がるなか、玉集めの動きが観測されるとの見方がある。思惑買い可。◆中期注目株は本欄休載前の6日付けで紹介した森トラスト系のロイヤルホテル(9713・大2)だ。(5日付け日経産業新聞18ページ「森トラストの保有資産見直しに着手」参照)「ロイヤルは不動産、ホテル、投資の3つが結びついて事業が広がり、森トラストにとって、理想的なマトリックス経営だ」という。株価は昨年4月高値439円から10月安値285円まで見て、直近なべ底を形成。目立たないながらジリジリ上値を追う構えとなってきている。今週、週足ベースの一目均衡表で「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限を上回ってきたが、3月に入り2度目で、昨年7月第1週以来のことだ。上昇基調鮮明化は近い!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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