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2008/07/25

◆25日のアジア・太平洋15市場星取表はマレーシアがほんのちょっぴり上げただけで1勝14敗と、そろって大幅反落となった。米国株が、「発表された中古住宅販売が市場予想を下回ったことから金融不安がぶり返し」、金融株を筆頭に大きく下げたためだ。日経平均株価は前日の上げ分の大半を失い、TOPIX33業種別株価指数中で上昇したのは、取引時間中に業績増額修正が相次いだ海運株の1業種のみ。それも、上げ幅はほんのわずか。しかも、株価に影響を与えるバルチック海運指数は2つの大きな天井チャートを描いて、下落に転じている。積極的に上値を買いにいける状況ではないはずだ。

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◆引け後には、ホンダ(7267)が今期業績予想の減額修正を発表した。トヨタ(7203)でさえ、マスコミに本年世界販売台数の減額(35万台)修正が報じられるほど、自動車販売は、国内苦戦に加え、北米市場が「GMの先行きに暗雲が垂れ込めている」などと悲観人気が走る厳しい状況。ガソリン価格高騰に伴う買い控え・運転控えの状況下、自動車各社の業績、株価にいい風が吹くわけがない。

◆週明けの東京市場、アジア市場とも引き続き、米株式相場とドル相場、NY原油先物価格次第の展開となろう。米国経済の状況をうかがう流れからは、「住宅価格」動向が最大のポイントとなる。(25日には新築住宅販売件数が発表された、結果は?)来週29日には「5月のシラー住宅価格指数」が発表される。結果次第で株価は上下方向が分かれることになる。そして、8月1日には「米雇用統計(7月)」が発表されるが、既に、これまで発表された新規失業保険申請件数などから、「いい結果は望めないであろう」との見立てが主流となっている。

◆そして、4〜6月期業績発表が本格化。個人投資家や証券会社ディーラーは決算発表の結果を見て、短期ひと回転を狙う「八艘とび相場」に走ろう。悩ましいのは、好決算、好業績予想であっても、既に株価に織り込み済みとされ下落する銘柄が散見され、その逆の動きも出てくること。当欄は、NTT(9432)、JR東海(9022)など旧官業系株、そして、あさひ(3333)をはじめとした「不人気の好業績・割安・好チャートの小型株」を2つの核として前面に押し出している。「環境関連株」は、中勢で中核セクターだが、ポスト「洞爺湖サミット」銘柄の出現が当面の相場のスケールを決定することになそう。主戦場になるのは「環境対応車」とみた相場が出現しつつあるが、さて、どこまで走れるか?太陽光発電関連は黎明期ゆえの試行錯誤の世界となりそうだが、テクニカル面でもOKがでる銘柄を押し出したい。例えば、昭和シェル石油(5002)だ。

◆前号紹介のスピンドル(6242)、トピー工(7231)は押し目買いを続けたい。後、消費者関連株の勝ち組もいい、食品スーパーならマルエツ(8178)だろう、●また、クセの悪さで定評がある三菱紙(3864)が06年1月以来の200円台後半の上値関門突破から300円台相場入りを目指す構えにある。下値は限定的だ。打診買いしたい。●75日移動平均線が200日線を突破するゴールデン・クロス示現を下ばかりで、200円台相場をうかがう大成ロテック(1895)も強気するところであろう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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