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2007/12/14

◆今週は、1週間で日経平均株価は2.77%(442円)下げ、TOPIXは3.84%の下げとひどい結果で終った。前週7日に日経平均がテクニカルなポイントである(11月下落途中の7日安値と8日高値の間にあった)「窓」を埋めたことで、「今週は続伸基調が続く」と見ていた。しかし、「米サブプライムローン問題」は一段と警戒を要す状況となってきたため急失速してしまった。かつての日本の「バブル期」に似て、損失が雪だるま式に膨らみ、金融機関のリスクが拡大。景気後退が懸念されている。<世界同時株高時代が一転、スパイラルダウン時代>に入った感がある。

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◆今、「日本は世界からパッシング(叩き、では無く無視)されている」といわれる。「改革無ければ、経済回復なし」、「郵政民営化、イエスかノーか!」と単純で分かりやすい言葉(実際は、改革はすっかり中途半端なものになってしまったが)で迫まった小泉元首相が去った後、そう言われることが多くなった。ポスト小泉の安倍前首相、そして、福田首相は、日本をどこに導こうとしているのか、「分かりやすく、はっきりした言葉」で示したことはない。政府・与党はただ、先の参院選の敗戦を教訓に、次の総選挙に勝つこと以外に視野は及ばない。官庁、官僚もここぞとばかりに、「格差是正」という名目で「大きな政府」、「増税、(行政改革中止)歳出増大化、規制強化」路線を推し進めようとしている。海外投資家から「後退」といわれて当然の状況しか目に入らない。

◆週が変われば、07年相場は残り2週間。この日発売された、新「四季報」、「会社情報」には前号の予想を上回る、増額修正銘柄も多い。また、海外売上高の増大を背景に、自動車のように「国内景気後退」局面でも、「海外」部門が稼ぎだす、過去最高更新企業は結構多い。当欄が今春から強気してきた「原子力発電」関連株がトウアバルブ(6466・東2)、日製鋼(5631)、帝国電機(6333)とも「11月以降の暴落で、7月、10月高値で二番天井を形成」してしまった。帝国電に続きトウアバルブも長期戦の生命線である24カ月線を割り込んだ。来春の戻りまで厳しい場面で下値拾いとしたい。

◆当欄の新年の注目セクターは、11日号で記したように、「業界再編」が急な、小売前線。家電量販店、ドラッグ・調剤薬局、スーパー・ホームセンターに属する銘柄群。あるいは、子会社の売却などによる「選択と集中」もしくはMBO(経営陣による自社株取得)候補銘柄。●前号紹介のシロキ工業(7243)が、4日続伸し、1月4日大発会の高値365円に顔合わせした。前号で記したように、東急系であるが仕事はトヨタ向けであり、東急が先行き、渋谷再開発というビッグプロジェクトを抱えており、資金需要が大きく膨らむことから思惑が生じる。好業績ながらPERは14倍台にとどまる。需給面も良好だ。●同じく、西芝電機(6591・東2)は東芝系、「船用電機システムが好調」というのは、「海運関連株は大相場が終了、先行き一段安」と見ている筆者には懸念材料だが、足元世界の船舶需給はひっ迫しているとの見方から、全面安商状下で「押し目買い」としたい。●クラリオン(6796)は、01年6月以来の300円台回復も、週足では上ひげの長い「天井足」の格好となってしまった。が、週明けも全般軟調展開となれば、信用需給好転の思惑株として上値を試す動きか。ただし、「週明けの朝高引け安」だけは避けたい!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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