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2006/04/25

◆大証(8697・ヘラ)が20万円高の151万円ストップ高で引け、なお、ストップ高カイ気配で497株の買い物を残した。昨秋から世界の証券取引所のM&A(企業の合併・買収)が取り沙汰されるなか、大証株も再編思惑を背景に人気化。今年2月下旬から上昇ピッチが加速し、今月17日には194万円の上場来高値をつけた。そして、今朝のテレビ東京で「ウォールストリート・ジャーナル紙が『ナスダックが大証の買収を視野に入れている』と伝えた」と報じたことが火をつけた。前日126万円まで下げていたこともあり、高値覚えの買いが入った。ニューヨーク証券取引所がロンドン取引所を買収すると先に伝えられており目先資金が飛びついたのだ。東証も株式会社化した後、株式の上場を予定している。防衛策を講じるだろうが、売り抜けによる売却益取得が唯一の目標であるいわゆる村上ファンドに買い集められるのとは全く違った話。今後は村上ファンドにちょうちん買いを入れる投資家は徐々に少なっていくだろう。が、ナスダックが大証を買収することは村上ファンドと全く違った視点からであり、買収妥当値を計算し取り組むことが必要になってくる。5月からスタートする新会社法では、最大の目玉となる海外投資家によるM&Aで現金決済実施は1年先送りとなったが、M&Aが加速し本格的な証券市場でのM&A決戦の時代が始まったといえる。その意味で大証の今後の動向が注目される。

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◆きょう平均株価は方向感のない動きを続けた。原油、非鉄・貴金属市況が急反落し、円高が加速、東京外為市場で1ドル114円台前半へ買い進まれたことが背景。ソニー(6758)は前週末の02年7月以来の高値6200円からきょう一時5890円安値まで急反落した。4日間で690円高し高値警戒感が広がっていたことも下げを加速した。が、本欄は基本強気を継続していることは変わりない。

◆加工食品の卸売トップの菱食(7451)は、筆者には99年春から「強気で攻めるべし」とし、海外投資家の買いで一気の急騰劇を演じた銘柄として思い出がある。そこから長期調整期入りし、今年3月安値2960円で04年安値2925円に対する2番底を確認。1月高値3440円をクリアした時点で上昇基調入りを宣言する。ここまで何度か挑戦に失敗してきたが、7年目でようやく本格的な相場に発展しそうだ!

◆東レ(3402)が急騰し2月につけた90年1月以来の高値1011円を一気に更新した。25日、炭素繊維複合材を米ボーイングの旅客機B787向けに2021年まで供給する。月産10機を前提に総額60億ドル、約7000億円に達する見通しだと発表したことが買いを呼び込んだ。◎となれば、東レが筆頭株主で航空機向け炭素繊維複合材を手掛けるサカイオーベ(3408)に思惑が膨れ上がる?21日の直近高値278円からきのうは急反落したが、きょうはこのニュースを背景にすかさず切り返し、277円高値引けとなった!

◆新興市場久々の急動意。低位株では引き続きバイオベンチャーのトランスジェット(2342・マザ)を、また、中長期ならホンダ系部品の新生エイチワン(5989・ジャス)を拾いたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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