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2009/12/17

◆日経平均は前日比13円安の1万163円と小反落した。15日に急伸した不動産株、16日に急騰の銀行など金融・不動産関連株が利益確定売りに下げを主導した。一方、商品市況高を受けた素材・資源関連株が人気を集め、1ドル=90円台へのドル高円安シーンがあったことから輸出関連株は頑強な展開となり、下げ幅は限定的だった。

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◆この日、東証1部市場に新規上場した日本海洋掘削(1606)は、公開価格3800円に対し32%高の5000円を初値とし、5530円引けとなった。環境も味方した。同社株価に影響力が大きいNY原油先物は、14日まで1991年7月以来となる9日連続安となっていたが、15日、16日と続伸。14日に付けた10月5日以来の安値1バレル=68.5ドルから16日には一時73.55ドルまで戻していた。原油だけでなく、NY金先物、主要3穀物、非鉄など商品市況が上昇したことを受け、東京株式市場で素材・資源株がそろって上昇し、全般相場を下支えした。日本海洋掘削にとって、デビューに好ましい環境のなかでの発進となった。原油下落に伴い、同社筆頭株主である石油資源開発(1662)や国際石開帝石(1605)はこの2カ月弱のうちに、昨年10月安値を基点とした上昇基調がいったん終った格好となっている。が、同社株は米国景気と原油先物相場を横目にみた相場が始まったばかり!資源小国日本の石油・天然ガス探鉱・開発に関連する海洋抗井掘削、海洋掘削技術応用のエンジニアリング会社に道が広からんことを!

◆原発関連株東芝プラント(1983)は東芝(6502)とセットにして買い推奨してきた銘柄。新年もまた、推奨を継続する。長期チャートが今も上昇基調にあるからだ。同社株式の新規上場は1979年11月、30年前だ。上場来高値は81年1月の2300円。上場来安値は02年2月の177円。そして、02年安値以来、今に至るまで、下値切り上げ型チャートを描いている!24カ月移動平均線をも大きく割り込む下げが何度もあるが、そのたびに上昇基調に復帰しており、現在は、昨年10月安値582円を基点とし、8月高値1319円までの上昇相場の調整局面にある。11月安値1056円は52週線にタッチする手前で反転したもの。8月高値後、上値が切り下がっているところから、まだ、「買い」のサインは出ていない。が、10月の戻り高値1263円突破から打診買いをしたいチャートではある。

◆中国企業の世界進出、M&A(企業の合併・買収)の加速が急となっている。もっとも、中国国内で遅れている分野は多い。健康問題もそうだ。中国では、医療衛生改革に取り組んでいるが、総額8500億元(約11兆円)規模の資金を投入するといい。医療保険加入者数の大幅拡大や大規模病院の建設など進めており、医薬品、医療機器市場もまた高成長が続く見通しにある。当欄では、中国でSARS(重症急性呼吸器症候群)が流行したころ、検体検査用機器・試薬で国内高シェアのシスメックス(6869)を買い推奨した。今、改めて注目し始めた。同社の中国事業は、全社営業利益比で今10年3月期上期に急上昇している。70年代の古い医療設備を使用する医療機関は多く、継続的な設備更新需要は強い。制度改革によるインフラ整備で、来年より医療機関の新設・改良を加速する見通しにあるという。医療機器市場の拡大加速化の可能性は大きいといえよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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