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2005/09/30

◆平均株価が1万3500円台!熱い9月相場が終った。上昇幅約1100円超は、8月の514円の2倍超となった。5月17日にW底を入れた後はほぼ一本調子の上げであり、8月8日を基点として上昇ピッチは一段と加速した。■8月末の本欄は、<8月末終値は1万2413円、01年6月以来の高値水準で9月相場へバトンタッチだ。もっとも、9月〜10月相場は11月相場から年末相場に向けてのエネルギー充填期と見るが、さて、いかがか・・>としたが、9月相場に調整はなく、かえって大相場に発展していった。今週後半ようやく高値警戒感が強まり、きょう、新日鉄(5401)が6%近く下げるなど10月相場は波乱かとの予感も沸いたか?きょうの動きで、注目すべきは、「発表された8月の鉱工業生産指数が前月比1.2%増となったものの、市場予想を下回ったことが嫌気された」との解説。高値警戒感が強く、売り材料を探していた結果、格好の弱材料と仕立て上げた感がなくもない。週明けにスタートする10月相場は、9月調査の日銀「短観」発表から始まる。良くても好材料出尽くし感が広がり軟調転換となる可能性がある。9月の月足長大陽線の発射台に乗って「買いが買いを呼ぶ」、買うことにしか頭が回らなかったブル(強気)相場が、10月、壁にぶつかった後、どんな相場展開となるかが注目される。■きょう、東証1部市場は反落したが、これまで逆行安していたマザーズ市場は逆に、8日ぶりに大きく反発した。マザーズが急速に立ち直り、東証1部の勢いが急速に鈍化するとのみ方を取るものではないが、平均株価1万4000円を11月相場で実現するには、これまで本欄が主張し続けたように「東証1部市場は3〜5週間調整局面があったほうがよい」。一方、10月下旬以降の9月中間決算発表を控え、大幅下落となったマザーズ市場のなかからリバウンドを狙える銘柄が出始めると考えてよい。

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◆住友鉱(5713)の株価は、「NY金先物価格は29日476.8ドルと終値で15年ぶり高値水準を記録しており、上値を追う動きが一段と強まるとみており」、これを意識した動きが続くとみている。非鉄市況も上昇が続いており、収益はすこぶる好調だ。足元高値波乱期を迎えているが、押し目歓迎の姿勢で攻めていきたい。◎テルモ(4543)、ツムラ(4540)は引き続き、「同タイプ企業が少ない独特の魅力を持つ」銘柄特有の中長期ジリ高相場が期待される。写真印刷(7915)、片倉(3001)もジリ高の足が魅力的だ。◎本欄推奨のセイサ(6372・大2)も出番近い?今週は25日線、6週線にタッチしたところで反転。切り返した動きに注目。風力発電関連の経常黒字転換銘柄だ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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