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2004/11/09

◆先々週は米大統領選を、先週は雇用統計発表を控えて動きにくいといい、今週は10日のFOMC(米連邦公開市場委員会)、12日の日本の7〜9月期GDP発表を見たい・・といかにも物色エネルギーの乏しい状況にふさわしいコメントが続く。市場が活気ムンムンの時には、多少発表された数字が悪かろうが、押し目買いチャンスとばかりに買いがはいる。しかし、海外投資家が動かず、国内機関投資家も様子見を続けるなか、残る個人投資家や証券会社の自己売買部門が動いても全般をリードする力は今はない。結果、好決算発表のサプライズは1〜2日で株価に織り込まれるか、好材料出尽くし感から売られてしまうが、業績減額修正や減益決算の場合には大幅下落もしくは連続安となる。

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◆本欄推奨も2カ月弱下げ続けたマツダ(7261)がきょう9月中間決算を発表した。欧州の好調と北米の改善にリードされ連結営業利益は前年同期比53%増となった。通期見通しは増額修正され、営業利益は20年ぶりの過去最高更新に。もちろん株価は反応したが、結局6円高にとどまった。フォードグループに不可欠のエンジン開発力など評価すべき事業センスを持つ。安すぎはしないか。円高リスクはあるが、昨年6月以来の52週線割れのここから改めて中期強気。■きのうまたまた上ひげの長い日足となり調整を覚悟した若築建(1888)だが特定資金が入っているような強さだ。きょうも年初来高値を更新。驚きである。もう一段上の相場を期待。◎東急不(8815)が終値で2カ月ぶり高値水準。収斂していた移動平均線が分かれ始め、GOサイン点灯。◎新興プラン(6379)は高値圏での寄り引け同値足。普通なら先行き波乱のサイン。あすの動きに注目! 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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