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2007/04/09

◆TOPIX33業種別指数中、下落は唯一鉄鋼セクターのみ。2月末から3月中旬にかけ急落―モミ合いの展開が続くなか、新日鉄(5401)は、3月7日に89年5月以来ほぼ18年ぶりに900円まで買われた後、9日にもう一度900円をつけたところで、昨年11月から市場を牽引してきた動きが止まった。そして、「二酸化炭素削減という意味で環境関連株」との声が大きくなり、「原子力発電関連」大型主力株として、三菱重(7011)、日立(6501)が人気を集め、その後、東芝(6502)が同関連の主力大型株として好人気を持続し、4日連続で年初来高値更新。きょうは2000年5月以来の高値873円まで買われた。■しかし、原発関連株に関しては、本欄は買い推奨しきれなかった。東芝とともに、子会社で原発据付工事の東芝プラシス(1983)こそ筆者の本年注目株として推奨してきたものの、原子炉圧力容器部材の日製鋼(5631)、使用済み核燃料輸送容器などの木村化(6378)・・は株価上昇につれトーンダウンした。確かに、原発関連事業は、長期的には収益にオンする。しかし、国内の原発建設はといえば、09年3月期までの完成予定はなく、「10年3月期〜17年3月期には9基が完成する予定」(大手証券)だ。そして、15年3月期が完成はピークだという。しかも、「原発は発電コストが各段に安上がり」とのまやかし情報が伝わっている。現在の原発は依然、安全性及び放射性廃棄物処理という臭い物にふたをした、いわば「便所なき豪邸」を築くようなもの。その処理コストを発電コストから除外している。確かに、10年代央には収益に寄与するが、株式相場は既に走っている。本欄は「原発関連株」については、息の長いテーマであり課題だと見ている。そこで、一般情報のほかは、テクニカル、需給及び人気の移り変わりだけに注目して買い推奨、推奨中止を決定することにした。

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◆話題となったのは、「水」関連株。●栗田工(6370)は02年10月から上昇基調が続いており、●オルガノ(6368)もまた栗田工と同じ年の安値305円を基点とし、この日は、91年10月の上場来高値にあと1円と肉迫する1749円に買われた。妹婿は同社に勤めており、毎年正月に会うたびに「今年のオルガノはどう?」とふるがいい返事をもらったためしはない。しかし、業績は06年3月期以降様変わりの好転だ。●「不祥事のデパート」の荏原(6361)も活況裏に5連騰した。信用需給動向が最注目点だ。

◆なかで、「主力大型株」人気を集める可能性が高まってきたのが旭化成(3407)だ。水処理用精密膜の海外受注が広がってきた。07年3月期推定PER18倍に割安感が強い。また、中東向けなど海水淡水化装置ではササクラ(6303・大2)だ、PER割高感はあるが、中段保ち合いから上放れを狙う構えにある。中東への海水淡水化用水処理膜受注では日東電工(6988)、東洋紡(3101)も受注拡大に向け設備投資を拡大する。「水」は地球環境関連テーマのひとつだ。水の惑星・地球の水は約14兆トンといわれるが、海水が96.5%を占め、飲料用、工業用、農業用・・の水=「淡水」は、南極など氷雪や地下水合計で3.44%、そして河川、湖などの水は0・05%にすぎない。そして、地球温暖化で南極の氷、氷河の氷が失われるスピードが早まっている、という。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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