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2010/05/25

◆日経平均が前日比298円安の9459円と大幅下落し5日続落した。日経平均は朝方から売りが広がり、次第安の展開となった。後場後半には9432円まで下げ、2009年12月1日以来半年ぶり安値を付け、終値でも9500円を割り込んだ。5月17日に200日移動平均線を割り込んだ後、200日線を回復することなく、チャート上のポイントだった2月9日安値9867円を一気に割り込んだことで、先行き相場への悲観人気が広がった。欧州の財政・金融システムへの不安、朝鮮半島情勢への懸念に、テクニカル面の悪化からブレーキが利かないまま4月5日高値からの下げ相場が続いている。

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◆下げ続けているというのなら、日経平均の長期チャートがそうだ。まるでいいとこなしのチャートだ。1989年まで続いたバブル景気に、日経平均は4万円に後一息まで迫ったところで大納会。正月休みとなり、年があけた90年正月から海外勢の先物主導の下げ相場が続く暴落商状。結果、既に、成長ニッポンのイメージは色あせ、ハイテクニッポンの看板もかなり古ぼけてきた。低成長、少子高齢化が進み、低金利の継続と米中景気を頼りの経済、政治は経済かじ取りに自信なし・・。それでも、知恵を絞り、身体に汗し戦い続けるしかない・・。

◆日経平均は、今も、3万8915円をトップとした長期下降トレンドの中にある。直近では、07年7月高値1万8261円が大きな壁となっている。これに対し、09年3月安値6894円を大底?とした今回の上昇相場は、きょう2月安値を割り込んだことでいったん厳しい状況を強いられる可能性が高くなってきた。

◆欧州債務危機脱出については欧州各国が試行錯誤も、短期で景気押し上げに向かう状況に復帰できるあてはなく、世界市場の足を引っ張る日々が続きそうだ。中国は金融引き締めがあっても潜在成長率は高く、期待される市場であることに変わりはない。そして、米国が世界景気回復持続に残された希望。朝鮮半島情勢が不安視されるなか、売買シェア6割が海外投資家という東京市場は、自力走行不能状態が続きそうだ。

◆この日発表された、5月21日現在の信用取組状況も厳しい。金額ベースで、売り残高は前の週比717.9億円減の6560.2億円。一方、買い残高は513.1億円増の1兆9635.6億円、貸借倍率は前の週の2.62倍から2.98倍と悪化した。売り方が買い戻し、回転が利く一方、直近の買い方は、水浸しの状態だ。値ごろ感からの買いは避けたい。と、いいつつも、日本調剤(3341)など後発医薬品や調剤薬局関連株の動きをチェックし続けるのは変わりないが・・。北朝鮮の恐怖に対し韓国政府・軍の対応や市民感情、報道について今夜にも妻に電話で聞いてみよう・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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