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2012/12/06

◆3日間の休暇をいただいた。行ったのは冬入り間近の箱根路。寒さは厳しくなく、一行4人の小旅行には静かで良い季節だった。証券会社勤務時代には、他社の仲間達と各証券の箱根山荘や保養所を順繰りに泊まりあるき箱根路に通った。また、金時山に登り、その後、仙石原に下りて温泉に浸かり身体を休めて、電車や長距離バスで東京に戻ったものだ。しかし、バブル天井を打ってから20年以上が過ぎた今、当時泊まった各社山荘や保養所は無くなった!?仲間も今は散りジリに。そして、ここ10年ほどは家族プラス親戚との合同旅行を年1〜2回ペースであちらこちらに出かけてのんびりすることが楽しくなった。年を重ねて末が近くなったせいか・・。

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◆さて、日経平均株価は前日比76円高の9545円と続伸。4月25日以来ほぼ7カ月半ぶりに9500円台を回復して終了した。米国では「財政の崖」問題で政府、共和党との駆け引きが続くなか、5日は「希望的観測が強まり」NYダウは3日ぶりに反発し1万3000ドル台を回復。また、コマツ(6301)がほぼ5カ月ぶり1900円台回復場面があるなど、5日には「中国で景気への悲観が和らぐ経済指標の発表」があった。そして、円が対ユーロで反発も、対ドルでは「自民党が単独過半数を確保する勢い」との選挙序盤情勢報道があり、日銀への金融緩和圧力が高まるとの思惑から82円台央越えと円安に触れたことなど・・が買いを誘った。

◆ファストリ(9983)が1万9420円と02年春権利落ち以来の高値を付けた。権利落ち分修正株価では上場来高値となった。11月15日に直近安値1万6620円を付けた当日に上昇を開始し、12月3日まで一気に12連騰し、この日で13勝1敗1分の急騰。誰が買った?ヘッジファンドなど海外投資家が主体で追随買いが広がったもの。海外勢は、10月後半に3週連続で日本株を買い越したが、「国債売り、株式買い」を強めたもの。11月第3週には5300億円に迫る買い越しと1年8カ月ぶりの大幅株式買い越し(現物プラス先物)となった。安倍自民党総裁は、「自分の発言で円安に転じた」といった選挙演説したというが、誰が、円を売ったのかは知らない。結果として、円安となれば選挙演説で誇ることが出来るからであろう。が、逆夢出なければいいのだが・・。■製造業がかつての力を失った国の「円安」メリットって何?まだ、自動車、精密機器、機械、エレクトロニクス周辺に稼ぐ力は大だ。が、壁に、穴が開いてしまった?となれば、海外勢が次にとる戦略は?選挙期間中、もしくは開票で自民圧勝の時に、積み上がった裁定買い残高の膨張だが、ヘッジファンドが株式先物売りに転じれば、株価が一気に失速する可能性大。株式先物売りが裁定売り発動につながり、日経平均寄与度の高いファストリ、ファナック(6954)など値がさ株から崩落が始まる可能性が高い?日経平均1万円台接近だ、到達した・・?と安倍総裁が浮かれたところが天井か!?選挙結果は再来週16日投開票日に早くも見えよう。選挙戦の間の株価堅調場面では持っている荷物(株式)を軽くしたい。年越しは避けるべき!?■当欄注目のショーボンド(1414)が中央高速事故で株価急騰とは・・。●52週線下支えの大塚HD(4578)、プリマハム(2281)や東芝プラント(1983)など上昇基調が続く銘柄は持続すべきか!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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