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2009/10/30

◆10月相場最終日、日経平均は前日比143円高の1万34円と4日ぶりに反発、1日で1万円台を回復した。29日のNYダウはほぼ200ドルの大幅反騰だった。7−9月期米GDP(実質国内総生産)が前期比年率3.5%増と5期ぶりにプラスに転じ、市場予想を上回る伸びとなったことを受け、直近急落していたこともあり買いが膨らんだ。これを受け、円が主要通貨に対し下落、東京市場でも買い戻しやリバウンド狙いの買いが広がった。■米国では、直近は景気後退を示唆する経済指標をみた売りが先行、軟調展開が続き、先行き相場への楽観論が後退し始めたところだったことから、過ぎた7−9月期の予想を上回る成長率に飛びついた格好。ただ、週明けの2日には10月ISM製造業景況指数が発表され、週末6日には10月の米雇用統計が発表される。既に、企業の7−9月期決算発表は峠を越えており、大きな株価押し上げ要因は減少する。市場の注目度の高いISM景況指数と雇用のハードルをうまく乗り越えれば、NYダウは上値を試す動きが期待される。しかし、逆の結果だった場合は、金利の上昇懸念が広がるなか、楽観論は後退する可能性が大。■ただ、待ちの姿勢にある東京株式市場の場合、米国がんばれ!というしかない?もっとも、デイトレーダーにとっては発表が本格化している国内企業の7−9期決算、通期業績予想の良し悪しを利用した相場を続けることが出来る良い季節だが・・。

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◆5日にトヨタ(7203)が決算を発表する。先行して発表したホンダ(7267)は今期業績予想を大幅増額修正し、最終利益が前期比13%増の2ケタ増益見通しとなった。が、トヨタはホンダにツレ高することなく3600円を挟んだモミ合いを一歩も動くことはなかった。トヨタの場合、今期も最終損益は連続赤字見通し。市場では、ホンダ株を買ってトヨタ株を売る裁定取引があっても不思議ない。トヨタはハイブリッド車を前面に押し出し世界展開を図る。が、世界1000万台販売の夢は遠のいたばかりか、電気自動車が主流となった場合、これまで自動車とは無縁の企業の業界進出で現在の自動車メーカーがその地位を守れるかとの問題がある。世界に散らばった自動車工場の問題も残る?  

◆ソニー(6758)が続騰し年初来高値を付けた。国内販売で「ウォークマン」がアップルを逆転するなど、潮目が変わりつつある。きょう引け後に今期連結営業赤字は従来予想の1100億円から600億円(前期は2277億円の赤字)と500億円縮小する見通しだと発表した。同時に発表した上期決算では582億円の営業赤字だったから、下期は極めて黒字に近い数字を想定したことになる。同社では、上期も投資損益や構造改革費用の影響を除けば黒字を達成し、前年同期比増益という。チャートは、2月に付けた1978年12月以来ほぼ30年ぶり安値1491円を大底とした26週移動平均線沿いの上昇基調にあるうえ、4月以降7カ月間続いた2000円台後半の上値ネックラインを突破しつつある。週明けの米国市場の動向にもよるが、企業が新たな動きに突入しつつあるなか、テクニカル面が好転したここは、押さば買え、で臨むべきであろう。■日電産(6594)が3日連続で年初来高値。上場連結子会社も高値更新している。利益率倍増計画(WPR)が奏功して今期営業利益予想を2ケタ増益へ増額修正。電気自動車やハイブイリッド車向けメインモーターは12年ごろの搭載を目指すともいう!!「強気」を継続。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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