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2006/12/11

◆新日鉄(5401)の勢いが止まらない。いや、ドンドン加速している。出来高1.27億株で25円高の573円まで買われて、570円引けだ。昨年9月以来400円台の長いモミ合い時に、「この長いモミ合いが、次の相場のエネルギーに変わる。市場体温計となる」と指摘し、辛抱してきたが、一挙に報われつつある。今年6月には、07年3月期業績予想が見かけ厳しかったこともあり、全般総売り状況の中で370円の年初来安値に叩かれたが、NYダウの上場来高値をつけにいく相場に呼応した世界同時株高の中で、世界的な業界再編期待感と業績増額修正を背景とし9月にかけての大型株相場をリードした。その後、11月上旬にかけて調整期入りしたが、その間はトヨタ自(7203)が市場をリードした。そして、11月下旬の「世界の中で、日本株ひとり負け」といわれる相場を乗り切り、来春に向けての上昇相場入りへの、先導役となったのが新日鉄だ。そして、日経平均は10月27日以来の1万6500円台を回復した。しかし、4月の年初来高値1万7563円までには1000円強足りない。いや、上げ余地を残している、というべきか。この日の場合、不動産、銀行、保険、ノンバンク、小売株が下落し足を引っ張ったが、循環相場もしくは螺旋状に上昇基調を続けながら来春に向かうとみたい。

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◆新日鉄群団では、大幅先行の太平工(1819)がこの日続落したものの、●太平金(5541)が連続大幅増収増益で連続大幅増配見通しを背景に11月20日の直近安値860円を基点に上昇ピッチを加速。連日で年初来高値を更新しているが、PERは10倍にわずか届かない低水準。●また、新和海運(9110)が最高値圏で堅調、本欄注目のネツレン(5976)はこの日、5月8日以来の1400円台を回復。2月につけた90年8月以来の高値1485円更新を視野に入れた。●出遅れ気味の山九(9065)も上値を更新し続ける展開が続きそうだ。

◆この日は、水産業界の再編劇が話題!マルハグループ(1334)とニチロ(1331)が来年4月に経営統合すると伝えられた。14時前に売買停止となった2社に代わり日水(1332)に人気が集中した。極洋(1301)も後を追い、水産株がTOPIX業種別値上がり率でトップとなった。朝方は、「ベトナムでナマズからディーゼル燃料の生産に成功した」と伝えられ注目したが、小動き。しかし、<来年5月から海外勢による「三角合併」が可能になる>ことを背景に、M&A関連株、TOB関連株が一段と人気化する可能性が強い。●日水は本欄でも水産株トップ(売上高はマルハが最大だが利益面は日水がトップだ)として買い推奨を続けている。

◆さて、名証単独上場ゆえに出遅れ感が著しいのは、買い推奨を続けている老舗ながら若い進取の動きが活発な岡谷鋼機(7485・名)。今秋の相場の中で新日鉄、トヨタ株が大きく上昇したことで含み益が大きく膨張した。株価は11月28日の1530円を基点に上昇。7日には200日移動平均線を上回ってきた。PER10倍台の好業績株として大きな相場に発展しそうだ。●なお、この日、某サイト注目株と紹介したのは、コンピュータ入力機器やソフトウェアのワコム(6727)と電子機器・精密機器に特化した梱包会社のサンリツ(9366・東2)。中期注目株とした。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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